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着脱つれづれ日記 5 (カツラ珍事集・TV編2) その他


ペンネーム「見や毛 レオ 」さんによる体験レポートです

「見や毛レオ」さんのレポート第10弾。テレビ出演を無事に終えた見や毛さんの周囲の反応はいかに?カツラ珍事集・TV編1の続編です。


●撮影2日目、3日目

自宅そばの道と会社での収録をした後日、自宅近所の公園ベンチでの僕ら夫婦へのインタビュー2時間、そして新宿ゴールデン街のバー「洗濯船」で仲間6人で飲んでいるシーン1時間を収録しました。

カツラのネットと地肌の間に隠していた…カツラのネットと地肌の間に隠していたタンザクをぺろんとつまみ出すシーン、それには「おちゃめ」とプリントしています。飲んで機嫌が良くなったのでカツラを脱いで逆さまに頭頂に乗せるシーンも撮りました。(Withさん御免なさい)

アルコールで緊張がほぐれ仲間と言いたい事をしゃべりまくりました。しかしテレビ放送ではバーのシーンの会話は全てカット。映像と笑い声だけでした。

「意味深いことをおっしゃっておられましたよぉ」とバーのママさんは後日教えてくれました。 何も覚えてないけど多分カツラ道の発言をしたのかなと思います。

ノーギャラだというのにバーの飲食代はこちら持ち、ディレクターさんにもビールを勧め上機嫌の馬鹿おじさんになっていたようです。(馬鹿話の酔いがさめて自己嫌悪はいつものことです)

撮影終了後「テレビでは僕の名前は仮名で宜しく。1度聞いてもすぐ忘れるような平凡な名前でね。」と希望を伝えました。

「ええーっ!だめですよ今頃言っちゃー、このお店じゃ全部皆、見や毛さん、ミヤケさんで声が入ってますよお、せっかくの会話が使えないですよ、初めに言ってくれないとー」ディレクターさんはびっくりして言いました。でもやむなく「田中一郎(仮名)54歳」ということになりました。

底冷えする公園での夫婦インタビューでは「カツラをするきっかけ」に触れ青春時代の写真など紹介しました。 カミサン吹き出しながらいわく、

「昔、子供たち連れて神社のお祭りにいきましてね、屋台のおじさんが『いいね、おじいちゃんにだっこされて。』と子供に言うんです。主人は誰の事言われてるのかきょろきょろしました。初め冗談を言ってるのかと思いましたが、おじさんは真顔で言ってるんですね。」

これが「カツラをするきっかけ」のひとつですがテレビでは代表的な理由ということにしました。娘たちが5才と1才の頃のエピソードです。

インタビュアーさんはマイクを持って冷たい地面に両ヒザをついたまま2時間ぶっ通しで姿勢を変えず色んな角度から質問をしてきます。すごい体力ですね。



●放送当日

年が明けていよいよ1都6県テレビ放送の夜が来ました。編集段階では全く見せてもらえないので、どんなシーンが出て来るのか不安です。テレビ番組表でのタイトルも当日である今日の朝刊で初めて発表しているのです。

なぜかこの日朝刊が来なかったので昼休みにこそこそコンビニに行って立ち読みしてみると 題して「ああ髪が抜けて行く…密着“運命の決断”」 ああーっ!なんとまあむごたらしく、涙ぐましいタイトル。これは僕の事ではなく、主役のO青年の事らしいです。

夕方帰宅した長女(高校1年生)はテレビ画面に父親が最初に出るシーンを見るやいなや、フローリングの床にバタッと倒れ 「うぎゃーっ!いやーっ!」 と身悶えて奇声を発したかと思うと、まるでラップのダンスみたいに両足を天井に振り上げてバタバタしました。 怒っているのかとそっと顔を見ると笑っていました。太い太ももだな。

ところが次女(小学6年生)は対照的に黙したまま、じっと画面を凝視しています。 「おや?」 番組が全て終わると思いつめたような顔して 「父さんの嘘つき、顔出さないっていったじゃないか、声も変えるっていったじゃないか」とぽつり。

「えっ、そんな約束したっけ?父さんの顔や声を変えたんじゃ面白くも何ともないよ?」 母さんの顔はボカしたし、家族写真は僕以外皆ボカしましたが声も変えると言ったことになっていたようです。 幸い次女の友人たちはこの時間、皆塾に行っている頃で見た子供は誰もいなかったようで話題にはなりませんでした。

ああ髪が抜けて行く…密着“運命の決断”大人たちの間では反響の電話がじゃんじゃん来ました。ビデオ録画をしてくれた人、DVD録画をしてくれた人、CD-ROMにしてくれた人、様々でした。

それもそのはず、事前に「見て見て」と、だだっこのように大勢の友人知人にメールを打っておいたからです。僕はいい歳してすっかり民放TVミーハーと化していました。

「ほっほ、見ましたよ声で分かりました。見や毛さんの奥さんだってこと」 「どして御家族の顔をぼかしたんですかぁ?出せばいいのにいー」 「面白かったー!」 いろんな感想を聞きました。

社内では女性群のファンクラブも出来ました。会社でもビデオが出回り、自宅に持ち帰り再び一家だんらんの時見てくれた人もいらっしゃいました。皆さん有難う、僕らのハゲとカツラのために時間をさいて下さって。

それにカツラのWithさん、優秀なカツラ技術と造形センスに脱帽です。 テレビの制作会社(IプラントやS企画)さん、僕の要求をほぼ聞いてくれてきちんと撮影と編集をして下さり、そのプロ根性には制作現場の信念を見ました。次回はギャラを……嘘です。

TV編はこれで終わり。次のレポートは「カツラ珍事集・飲み屋編」を準備しています。



見や毛レオ
カツラユーザー見や毛さん



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