短歌 鬘(かつら)讃歌連作五首 1 その他
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【短歌 鬘(かつら)讃歌連作五首】
公園の散りくる桜花びらに飾られ我れの鬘(かつら)香(かお)れる 禍(まが)ごとの絶えぬ世せめてかつらして浪漫の春を夢追い歩む 春嵐ののちの水たまり映る吾(あ)や今はあこがれしパーフェクト髪 かつらなき写真破り捨て我が過去と決別なして人生の春 歩みゆくかつら髪われ花下に置き忘れたる青春甦(かえ)る |
桜が束の間日本中を満たす美しい春が、日曜日私を公園に誘う。
その花の下で過ぎた日々をなつかしみ、一年前かつらをつけて以来
世界が別の様相に感じられ、新しい人生のスタートを切った自分の
幸せを感じたのである。
神無月薫
1950年 愛知県生

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