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かつら工場見学

中国かつら用の人毛の売買

中国の田舎の農村で髪の売り買いをする現場を見て来ました!

2008年中国のテレビ取材同行記 その1

ウィズでは人毛のかつらをおすすめしております。

理由は、とにかく「自然だから」です。

そして、その毛は中国からやってきます。日本人の毛質に一番似ているのが中国人のものです。中国は人口も多く、日本人が装着する人毛のかつらのほとんどは中国で供給されているのです。

私も髪は中国人のものを使っているとはずっと知っていました。

そして、どうやって買っているのだろうか、どういう人が髪を売っているのだろうかとずっと興味を持っておりました。


ある日、テレビ局関係者から電話がかかってきました。

かつらについてウィズに取材をしたいというのです。

よく聞いてみると、かつらの原材料の髪がどこからやってくるのか、その源流をたどって海外までも取材に行くつもりだとのことでした。

私は、この時、思わず言ってしまいました。

「私も連れて行ってください!!!」と。

そして、行ってきました! 髪の供給もとである中国の奥深くへ。

(世界に流通しているかつらの髪の毛の多くは、中国人のものです。人口多いですからね。

もともと中国でも50年くらい前から細々とかつらは作っていたようです。しかし、産業として盛んになったのは、韓国でした。韓国は自国内ではじめは作っていたのですが、経済成長の影で人件費の高騰に悩み、やがては労働費の安い中国沿岸部に進出して行ったのです。

今は中国もかつらに関して独自に技術を開発していますが、最初は韓国人から技術を移転したそうです。今でも多くの韓国系の企業が中国のかつら産業で活躍しています。)



多分ここまでやってきたかつら会社の人は少ないでしょう!

テレビ番組のため取材しますということで、一般の人だけでは行けない農村の中や髪の毛の市場の中まで入ることができました。

番組制作のディレクターさん、カメラマンさん、そして中国人で日本語が本当にうまく多くの日本の番組の手がけているという凄腕の女性コーディネーターさん(もともとNHKでお仕事をしていたそうです)そして外事といって中国政府のお目付け役の方2人(一人は地元の人でしたが、もう一人は北京から来られていました)に混じって、かつら会社の私が撮影隊に参加したのです。

そのロケ地は、山東省の奥の奥でした。

済南市という省都から300キロ離れた都市(もうすでに大都市とは違い3輪自転車が走る田舎の都市という感じでした。とはいっても100万人規模の都市とのこと)、そしてそこからまた何十キロも離れた県の中の一農村に入っていったのです。中国の母なる川、黄河から15キロという小さな小さな村でした。

済南


余談ですが、私はテレビの人たちと一緒に行動すればいいと安易に考えていたのですが、東京から行くテレビの方と福岡から行く私では時間があわなく、やむなく現地集合となったのです。ホテルの住所だけが教えられ現地集合ということになりました。

ネットで調べてみると、とんでもないところで、本当にどうしようかと思いました。中国人の知人に調べてもらい済南空港からバスを乗り継いで何とか行くことができました(泣きそうでした)。

私は中国語が全くわからず、途中タクシーに乗る機会があったのですが、意思の疎通ができずに、タクシーの運転手さんと何とか筆談で話そうとしているといろんな中国の人(近くでモノを売っていた人、他のタクシー運ちゃん、通りがかりの人等々)が集まってきて、取り囲まれたという経験をしました。

あまりの通じなさに、お手上げという感じでなぜだか群集の人と大笑いになってしまいました。

その中で、一人の学生っぽい女の子が携帯電話をそっと貸してくれ、撮影隊の方に連絡することができました。この女の子の親切に本当に感謝でした。



さて、髪の売り買いの撮影ですが、呉さんという農村を回って女性から長い髪を買うことを生業としている男性(日焼け酒焼け?でどうみても50歳以上にしかみえないが、43歳と聞いてびっくりした)とそのもと締めであり、髪の仲買人をしている男性(儀さん)に協力を頂いておりました。

呉さん

この2人は、私どもウィズとは何のつながりもないのです。

しかし、きっと同じような状況で、髪は買われて、ウィズのかつらの髪となっていると思います。


呉さんは、電動付自転車で毎日毎日農村を回っているとの事でした。

李さん

ロケは、10月の初旬に行われたのですが、もうずいぶん中国内陸部は寒くなっており、朝には霜がおりて、また深い霧に覆われて冷え冷えとしておりました。

それなのにここで生まれ育った呉さんは、平気そうにジャケットを羽織っているだけでとても薄着です。見ているだけで寒かったです。

来る日も来る日も髪を探す呉さんいわく、一日に1人から買うことができれば、生活は成り立つとのことでした。

夏はまだしも寒い冬にはつらい仕事で、呉さんは、自分の息子にはこの仕事をさせたくないと言っておりました。

ただ、収入的には、一ヶ月間で農民の年収分くらい稼ぐそうです。ちなみに農民の平均年収は15万円くらいらしいです。


自転車には古い拡声器がついており、李さんの声が大声で流れております。

「収頭髪(ショウトウファー)~、収長頭髪(ショウチャントウファー)~」

髪買いますよ~、長い髪を買いますよ~、という意味だそうです。

一日何十キロも走ることもざらだそうです。

農村で道路沿いにいる長い髪の女性を見かけては声をかけ、髪の長さをチェックしてお金の交渉をしてということを繰り返しています。

呉さん


(実は私がロケに合流した前日も撮影が行われており、小学校の女の子と30歳代の女性から髪を買うことができたとのことでしたが、テレビ番組では、私が見た場面か私が参加してない前日の撮影の分が使われておりました!)

私が見学に行った日は、小学校の校門のところで女の子が家路に着くのを待って長い髪の女の子に声をかけておりました。

(最も質のいい髪というのは、12歳から20歳くらいの子供のものなのだそうです!)

呉さん

子供

中国の小学校(ここらへんだけかも?)は、朝7時から学校が始まり11時に一旦授業が終わってお昼休みになります。

家に帰ってごはんを食べる子も多く、学校の門のところには何人もお母さんやおじいさんおばあさんが立って子供達を待っておりました(近年では、一人っ子政策で、親は子供にとっても甘いそうです!)。

昼は午後2時にもう一度始まり5時半で終わるみたいです。

学校の入り口に、テレビカメラをもった変な外国人がいるというので、小学生の子供達は大騒ぎになっておりました。

日本人と中国人の顔は似ているといえ、やはりなんとなく服装が違います。なんといってもテレビカメラなんて、きっとそこの小学生の子供達にとっては生まれて初めて見たのだと思います。子供達のその興奮状態はすごかったです。

なぜだか何度も何度も「もしもし」といわれました。きっと子供達が知っているメジャーな日本語が「もしもし」なんでしょうね。

子供


校門のところで、髪の長い女の子がいて、呉さんは、しきりにその女の子達を呼び止めては、髪の長さを測っておりました。

一人の髪が長いピンクのズボンをはいたかわいい女の子があらわれ、李さんとお話をして、髪を切ってもいいとなったみたいです。

しかし、結局は、子供と交渉なんて出来ません。親御さんと会わないと話しになりません。

そこで、呉さんは子供を自転車に乗っけてお家まで一緒に行って、親御さんと交渉をしに行きました。

私達も車で付いていったのですが、いわゆる中国の農村の中にドンドン入っていきます。砂埃の中、家の壁や道路には、とうきびが乾してあって、ヤギを連れたおばあさんが通ったり、農具や人を載せた人力のリヤカーや電動カーがゆっくり通ったりしています。

着いたおうちの前で、呉さんが、女の子のお父さんと話はじめると、近所から知り合いのおじさんやおばさんがワラワラと集まってきました。

村

そして、なぜだか交渉に加わってくるのです(まあ、テレビカメラのせいでもあるのでしょう!皆うれしそうに横槍を入れていました!)。

ここ中国の田舎の農村では、子供は本当に親に従順で、親御さんの言いつけには素直に従うとのことでした。

この女の子の髪は、学校一長く、小さなときから伸ばしたとのことで、やはりいざというときになって心がぐらついてきたみたいです。ちょっと暗い顔になっていました。

髪は女の命といいますが、やっぱりこの女の子にとっても、とても大事なものだったようで急に悲しくなったのでしょう。

親御さんは、娘さんの髪を売って学費の足しにしたいと考えているようでした。

外野も入り混じって、ああだこうだと言い合って、笑いあり、話術の駆け引きを乗り越えて、何十分もかけて話し合い、呉さんと親御さんは、850元(当時のレートで12500円くらい)で話がついたようでした。

人毛は、年々高騰しているのはしっていたのですが、結構高い価格でした。

庭の裏に行き、女の子の髪のカットを行いました。

カット

カット

家畜(あひるや見たこともないような大きなブタが飼ってありました!!)もいましたが、大きなパラボナアンテナもありました。

女の子は、髪を切られるとき無表情でした。

いつの間にか女の子の横にあらわれたお母さん(日焼けしていて歳を取って見えるが、実は30歳代前半らしい)は、女の子に電動自転車を買ってあげるからねと言い聞かせていました。

お父さんも優しそうに微笑みながら、小さな男の赤ちゃんを抱いて見守っておりました(女の子の弟とのこと。一人っ子政策は守られてないじゃない!)。

このほのぼのとしたお父さんお母さんを見ていて、この子の髪を売ったお金は、この子の役に立つように使われるだろうなと感じました。

(不安そうだった女のこの表情は、ちょっと時間が経つと、やっぱり子供でケロリとして機嫌がよくなっていました。ほっとしたよ!)


こんな風にして売られた髪の毛が、工場での加工を経て「かつら」の髪となり、その一部が私どものところに来て、そしてお客様のもとに渡っていっているのだなと思うと、感慨深く思えました。

大切に伸ばされた髪が、よその国で髪で悩んでいる人のところに届けられ、そこで役に立つのです。

髪を売った人も、買った人も、それぞれ恩恵を受け、幸せになるのです。

私は業者なので、髪の毛が必要な人がいることを知っており、また、そのお客様達の人生が、髪の毛があることでどんなに助かっているのか知っています。

地球は大きいけど、つながっているんです。髪は、中国から遠く離れはるばる日本にまでやってきて(ウィズの場合は、なんとインドネシアを経由して!)、髪が必要な人に渡るのです。

この小さな女の子達等、髪を売った人にも伝えたいですね。その売った髪で本当に幸せに思う人がいることを。


今回、とても良い経験をしました。

今まで想像するしかできなかった、髪の毛を売っている人たちの実情がよくわかりました。

そして、髪の売買をしている人がどうやって集めているのか知ることができましたし、また、仲買人がいたりして工場にわたるまでの流通経路があることも現地に来てよくわかったのです。

やっぱり無理してまでも中国に行ってよかったと心から思いました(テレビの取材班の方にもとても感謝しております!)




中国かつら毛髪市場テレビ取材同行記

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かつらは、前向きでカッコイイもの!

私どもWithが、かつらオンラインショップのパイオニアとして、 かつらという商品をだたお売りするのではなく、かつらというツールを通して、 お客様の心豊かで笑顔あふれる人生作り貢献したいと考えています。
価値観が多様化した現代、ファッションのあり方もますます多種多様となっています。
その中で、薄毛で悩む人たちが着用する「かつら」も、ファッションアイテムとしての「ウィッグ」と認知されるようになりました。
しかし、「かつら=使うのは恥ずかしいもの・内緒にして使うもの」と、まだまだ一般的にそう思われています。


「かつら、だめですか?⇒イケてます!」

ちょっとダサいかもしれませんが、かつらウィズ創業当初のキャッチコピーです。
”かつら着けてカッコ良くなる。それっていいよね!” ということをキャッチフレーズにしたものです。
今でもこの思いは少しも変わっていません。
かつらって、後ろ向きでネガティブなイメージがやっぱりあるようです。
テレビのバラエティー番組で見たコント的なイメージがあり、実際に使うのは恥ずかしい・・・と。
この偏見はなぜでしょう?
そこで、メディア関係の方に取材をされることで、世間の皆様へカツラのことをもっと知って頂きたいと思っています。
そして、ゆくゆくは、カツラに対するイメージを「前向きでカッコイイもの」というように考えを変革したいと願っています。



かつら詳細かつらWithのウィッグがテレビに紹介されました

かつら詳細かつらWithのウィッグが新聞雑誌に紹介されました

かつら詳細かつらWithのウィッグがメディアに紹介されました。そのメディア取材の裏側



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この記事『中国かつら用の人毛の売買』は、かつら取扱い歴20年以上のウィズのスタッフが執筆しお届けしています。


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