世界のかつら事情とカツラ工場の選択理由

世界のかつら事情とカツラ工場の選択理由

ウィズでは、現行、かつらを主にインドネシアの工場で作っています。

なぜインドネシアのかつら工場を現在選んでいるかというと、きちんと管理され品質もいいですし、納期も遅れないからです。

以前までは、中国の工場(青島にある中国人の経営する工場でした)で作製していたのですが、いろいろ問題もありました。

国民的な性格もあるのでしょうか、製品にバラつきがあり、納期も一定ではありませんでした。

かつらの作り直しをせざる得ないことが多々あり、お客様へのお届けが遅くなりご迷惑をおかけして、本当に申し訳なく思っていました。

そんなときに出会ったのが、韓国系のインドネシア工場です。

それこそ、いろいろネットで調べたり、ツテをたどっていくつもの工場にコンタクトをして試作品作りを繰り返し、満足できる良い製品を作ることができる工場を探し続けていたときでした。

実は、世界のカツラ産業というのは、大半は韓国に握られているのです。

近代のカツラ歴史は約40年だそうで、1960年代に韓国の大企業(LG等)がカツラ作りをはじめたそうです。

そして1968、1969年には韓国の輸出品目のトップにカツラがなるくらい盛んな産業になったそうです。

しかし、1980年代の終わりから1990年代の初めには、韓国でも人件費が高騰して、韓国で労働集約型のカツラを生産するにはコストがかかりすぎるということで、海外に工場を建設するようになったのです。

工場を建設をしたのは、まずは人件費が安い国である中国です。

中国でカツラ工場の集中する地域は、青島や天津です。

なぜこの地かというと、地図で見ていただければ一目瞭然なのですが、地理的に一番韓国に近い中国の都市なのです。

かつら工場訪問記
アジア地図

現在でも、世界の8割のカツラ製品は韓国系の会社による製品で、残り2割が中国の会社が作っている製品だそうです。

そして、韓国の会社の約6割が中国工場で生産しており、4割がインドネシアに工場を持っているそうです。

(AD社は、タイに工場があるそうですし、フィリピンに工場をもつ会社もあるようですが、いづれにしても労働力が豊富で安い東南アジアで作られています)。

韓国のカツラ会社では、10年くらい前から徐々に、インドネシアに工場を持つ会社が出てきたそうです。

中国の経済ブームで労働力の質が問題になったこと、エコノミーに行き過ぎがあり将来が不安なこと、また国民の気質的なものに違和感を感じたのでしょうか。

地理的なものよりは、労働人口の多さや国民性や経済のリスク回避のためインドネシアが選ばれたのだと思います。

Withが使っている工場は、中央ジャワのプルウォクルトという大都市の近くの小さな町にあるのですが、現在400人の工員が元気に働いています。

プルウォクルトは、近くにジャワ島で一番高い山があり、高原に位置する都市なので、熱帯のインドネシアにおいては比較的すごしやすい気候となっているので、人口が集まっている(100万人都市)そうです。

今年の夏には、Withの使用工場の近くに千人以上の人員がいるカツラ工場(韓国系)が中国から引き上げ移ってきたそうです。Withの工場は、オーダーメイド製品が主取扱品だそうですが、その近所に来た新工場はアメリカ向けの既製品作りが主だそうです。

どんどんと移動が加速するかも知れません。

韓国人の運営する工場がいいと思ったわけは、やはり中国人より韓国人の方が、日本人に気質が似ているからです。

日本人は、世界で一番神経質で商品に対して口うるさい人種だと思います。

アメリカ人が全く気にしないことを、日本人はこだわります。ちょっとしたことでも気になります。

日本人のこの気質が、資源のない国なのに経済繁栄をもたらした一番の理由だと思いますが、日本人の好み・要求を満足させる製品を作るのは並大抵のことでは出来ません。

Withでは先の4年間でいろいろ経験し、クレームも受けて、品質を良いものにしようと努力してたどり着いた先が、現行では、このインドネシアの工場だったのです。

そして、韓国人マネージメントのインドンシア人が働く工場は、緻密に管理してくれ、かなりの部分、私たちの要求を満たしてくれるカツラづくりができる工場であり、一緒に研究開発をできる工場だと思っています。




インドネシア かつら工場訪問記

インドネシアかつら工場への遠い道のり
インドネシアあれこれ
世界のかつら事情とカツラ工場の選択理由
かつら植毛工場見学
バリとジョグジャカルタの世界遺産巡り

かつら詳細クリックするとインドネシアのかつら工場訪問記のつづきが見れます。

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