中国最大かつら毛髪市場

中国最大の毛髪市場に行ってきました!

2008年中国のテレビ取材同行記 その2

朝、深い霧が山東省の内陸部のどこまで行っても山一つ見えない広い大地を覆っていました。

早い時間から起き出して、車で出かけること1時間。街を抜けた後、まっすぐな道路を霧の中どこまでも走っていました。

道路の横には同じ街路樹が植えられており、時折お店や家々が見えるものの、霧の中、景色はほとんど変わりません。ぼーっと霧を眺めてすごしました。

そしてあるガソリンスタンドを目印に曲がると、そこは舗装もされていないデコボコ道に。大きく揺られて進みます。

今日は、毛髪市場に行くことになっていたのですが、一体どこまで行くのだろうという感じでした。市場というと、私のイメージでは街の中心にあるはずです。

道を進むにつれ、ヤギを引いて歩く人、三輪自転車の後ろ台に物品を載せた人などと出会うようになり、ざわざわとしてきました。

そしてついに着きました。市場へ。


髪の市場だけがあるのかと思っていましたが、実は、日用品から食材までいろいろなものを取り扱う市場の隣に頭髪市場はありました。

たくさんの家畜がつながれ売られていたり、やぎが皮をはがされてその皮が売られていたり野菜や日用品、カラフルでちょっと不思議な柄の布が売られていたりしておりました。

市場は人ごみのざわめきがあり、また中国独特の音楽が響き渡っており、NHKのシルクロードの旅番組を思い出させました。

市場

市場

市場

市場

市場

市場

この市場は、月に数回定期的に行われているとのこと。そしてなんとここが中国最大の頭髪市場とのことでした。

なんでこんなところなんだろうと心から不思議に思いました。集まっている人が多いのは認識できましたが、名もない田舎の市場がなんで中国最大の髪の毛を売買しているのか理解できません。

とにかく、私はロケ隊について日常品市場の横の頭髪市場の中に入って行きました。

多くの中国人男性があっちやこっちで群がって談笑していました。たくさんの人が集まっています。

そして、ところどころ地面に布が敷かれ、その上に髪の毛の束がたくさん載せられて展示されています。その前にまた中国人男性達が集まりガヤガヤと交渉していました。

私は、「うわー、怖い!」と思いました。ロケ隊がいるからこそ私はここに来れましたが、テレビの取材でなければとてもこの中には入れなかったと思います。

本当に貴重な経験をさせてもらっているなと感じました。

頭髪市場

頭髪市場


聞いてみると、ここには遠く四川省や遼寧省など遠くからも髪を売りに来ているとのことでした。

ほとんどの人は、売ろうとも買おうともしておらず、知人を捉まえては、ただ群がって話をしているという状態でした。

カメラが珍しいのか、快くインタビューを受けてくれていました。多くの人は、ただ相場の様子を見に来ていると答えておりました。

この頃は不況(世界はつながっている!一ヶ月前のリーマンショックで中国の毛市場は冷えているのです!)で、あまり商売にならないということでした。

そうでなくとも、実際は、市場自体で取引される量はそんなに多くはなく、既にある流通機構(髪を農村で買い集める人とそれを仲買して工場等に卸していく人達のネットワーク)を通して直接売買されることがほとんどで、市場は人と知り合いになるため(取引する相手を見つけるため)に行くとのことです。

遠く四川省等から来ている人もここで取引先を見つけ、次からは電話等で取引を行うようなるらしいです。

また、なぜここに大きな市場があるかはっきり説明してくれる人はいませんでしたが、話を総合すると、昔、髪の毛を売ることをここらあたりの土地で始めた人がおり、その人達が大儲けをしたという話が広まったためドンドン参入する人が増えて、市場もできてきたようです。

ここ山東省の内陸部や河南省あたりは、中国でも結構貧しい地域らしく、稼げるものをさがして髪の毛の売り買いをはじめる人も多く、また売れるものは売ろうと女の人も髪を伸ばして売るようになったらしいのです。


これまた、現地でしか知りえない話を聞くことができ、本当にはるばるここまで来てよかったと心から思いました。

これからお客様に私の見てきた実際の光景を説明することができます。憶測だけで話さなくてすみます。

かつら会社の者として、事実を見聞したことは、これからとても役に立つだろうと確信を致しました。

(また、日常品を売る市場の光景を眺め、あらためて日本の豊かさを感じました。なんと私達日本人は恵まれているのでしょう!深く私の胸に刻み込まれたのでした!)




中国かつら毛髪市場テレビ取材同行記

1:中国かつら用の人毛の売買
2:中国最大かつら毛髪市場
3:中国かつら・髪の毛見聞録
4:中国で見ました・食べました!

かつら詳細クリックすると中国のテレビ取材同行記のつづきが見れます。

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