「カツラ市場」激減の衝撃

週刊ダイヤモンド 2010年1月16日号


「カツラ市場」激減の衝撃

カツラ市場 産業レポート

年間一五〇〇億円ともいわれる薄毛関連市場が急速に縮んでいる。

わが世の春を謳歌してきたアデランス、アートネイチャーといった大手カツラメーカーは、いまや新興勢力による価格破壊、買い替え需要の構造的落ち込みに直面して青息吐息だ。

一般にはあまり知られていない薄毛関連ビジネスの現状と今後の課題を浮き彫りにした。


東京都新宿区の神楽坂近辺。バブル期の地上げを逃れた古い住宅街の一角に当世風のしゃれた美容室がある。

普段は美容室として営業しているが、特定の客から予約が入ると完全貸し切りとなる。

予約した日時になるとカーテンが引かれ、店内の様子はいっさいうかがえない。

見た目はなんの変哲もない美容室だが、じつはカツラの髪形・髪質選び、オーダーメードの採寸を請け負う”カツラサロン”なのだ。

店の看板や料金表などには「カツラ」のカの字もない。店の内部にもカツラは見当たらない。予約客が訪れたときだけ、店の奥からカツラのサンプルなどが出てくる。

この美容室が扱うオーダーメードのカツラの価格は、写真のような頭頂部からすっぽりかぶる「全頭型」と呼ばれるタイプで男女共に一個約一七万円。

アデランスやアートネイチャーといった大手メーカーが四〇万~五〇万円というから、なんと半額以下という破格の安さである。

薄毛でない人は知るよしもないが、オーダーメードのカツラは驚くほど高い。

しかも多くの場合、全頭型のカツラについてはスペアも必要になるため、ユーザーの負担は余計にかさむ。

したがって、この美容室は月一〇件の予約が入るほど人気がある。

しかも、安かろう悪かろうではない。先述したように、髪の専門家である美容師が髪形や髪質を丹念に調べ、オーダーメードで採寸する。

シリコン製の型紙を頭にかぶせ、つむじの位置や髪の分け目やウエーブ、白髪の量などを書き込んでいく。これがカツラの”設計図”となる。

この型紙は、欧米やアジアなど世界中に商品を供給しているインドネシアの大手カツラメーカーに送られ、一ヵ月前後で日本の顧客の手元に届く。

以前は中国にある、国内大手の下請け工場を使っていたが、品質・納期で勝るインドネシアに切り替えた。


新興業者が大攻勢「価格破壊」の脅威

アデランス、アートネイチャーも真っ青の価格破壊を仕掛けているのはウィズアルファ。

神楽坂の美容室を含めて全国で二〇店の美容室、理容室と協力し、ネットを通じてオーダーメードカツラを販売している。

もともとホームページ作成代行などを手がけていた宮崎弥生社長が八年前にカツラ事業を始めた。

きっかけは、薄毛でカツラに一〇年で八○○万円も費やした知人の妹の「カツラのために働いているようなもの」という嘆きだった。

カツラ利用者のあいだでは「頭にベンツを載せている」などとよくいわれる。繰り返しになるが、カツラにはそれだけ巨額のカネがかかるのだという。

「高いカツラに悩むユーザーはたくさんいるはずだし、カツラは安くできるはず。必ずビジネスとしてモノになる」

宮崎社長がそう考えたのも、当然のことといえる。

ちなみに、国内薄毛関連市場はざっと一五〇〇億円(矢野経済研究所調べ)。

そのうち一〇二〇億円がカツラ・増毛、残り四八○億円がカツラのメンテナンス、育毛等のサービス、および薄毛関連商品販売だ。

この決して大きいとはいえない市場に、一説には約三〇〇〇社がひしめく。

うち大手八社―アデランスホールディングス、アートネイチャー、毛髪クリニックリープ21、スヴェンソン、ハイネット、バイオテック、プロピア、テクノヘア―のシェアは八割以上。

もっと詳しくいえば、アデランス、アートネイチャーの二強だけで五割以上を占める。


=詳細省略= 記事は、6ページ続きます。

(ウィズに関係するところだけ紹介させて頂きました)



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