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男性かつらコラム

  • カツラは自然なの?取れない?初めてで不安!という方は必見の口コミ体験レポート。カムーロ見や毛レオさん(30代男性)

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エピソード6

着脱つれづれ日記6 カツラ珍事集①

晴れてカツラ生活に突入した僕への周囲の評価の多くは、予想に反して「素晴らしい!」とか「かっこいい!」とか「カツラだなんて全然分からない!」というものでした。

カツラした時とハゲの姿の落差があればある程、痛快なものです。

50男の僕はルンルン気分になりました。

ある朝、目が覚めた時ふと考えました。 待てよ、すると逆にカツラの無い僕やカツラ購入以前の僕は「ダサい」「サエない」「ジジイ」「ウザイおっさん」「キモい」「グロい」醜悪のデパートだったということになるんじゃないの?

嫌だ、ただハゲというサインが頭に存在するだけで、例えば食事の時ビチャビチャ音たてている人や、楊子シーシーおじさんとか、公道で「があー、ぺっ!」と痰を吐いてるおっさんと大差ないばっちいいイメージがあったんじゃないの? 

きっとそうに決まっている。  くっ!悔しい――い―っ!

日本国カツラ憲法第96条

休日出社した僕はカツラをはずして一心不乱に業務をこなしました。

ハゲ頭になってお仕事してはいけないの?僕のカッテデショ

退社する時、元通りにカツラをかぶって守衛室の前を通ると一番背の高い守衛さんが 「さっき、はずしていたじゃないですかぁ!」と怒ったような大声。

執務中の姿を見たらしいです。 「いかにも…」  変だな、何が言いたいんだろう。

カツラはずそうと着けようと僕の勝手でしょ。 ハゲ頭になってお仕事してはいけないの?僕のカッテデショ。

(僕の中の常識には無いことですが、ヒトというものはカツラの人はずっとカツラを身に着けているものだと思うらしいです。必死に隠すべきで人前ではずしたりしちゃいけないんだ。日本国カツラ憲法第96条で決まっているらしいのです)

(2002年4月29日)

探したよ

カツラで仕事してるとMIYAZAKIさんがそばを通り過ぎてきょろきょろした後、ちょこちょこ部屋を出て行こうとします。 「あ、ちょっと僕に用ですか?」追って声かけました。

「う、いや。えっ?」

「見や毛です。これカツラ。」

指差すと 「なんだ見や毛さんだったの?探したよ。全然分かんないよ。よっく出来てるねえソレ。」

全然わからないよ

(2002年5月17日)

眼球マヒ

自社の別ビルに本社からタクシーと電車を乗り継いで行きました。 T部長は既に周りの部下数名から僕のカツラ装着のことは耳にしているはずです。 先だってお留守の時、髪ふさで行きましたから。

さてロビーのテーブルでT部長と髪フサの僕と2人で面と向かって打ち合わせです。T部長は重要な話をしながらも、もじもじ。

僕の額から上には決して視線をやろうとせず、 『居心地が悪いな、でも初めて見るカツラの見や毛さんに悪いから』といった風情でさりげなく動揺を隠しています。

やがてお気の毒にひきつったようになって、目が僕の額から下に固定されちゃってます。 立場が逆でしょ。僕、なんだかいじわる。

秀才で仕事ができ、部下から信頼されているこの温厚なT部長はなんて誠実な性格でいらっしゃるんだろう。 見や毛に悪いと思うばっかりに目に入る物を見ようとしない。

話に区切りがついたあたりで、僕はT部長の眼球マヒを救済するため、切り出しました。 カツラを指差しながら 「これ、着けてみたんですが、それでもTさんの黒髪の濃さには及びませんね」

するとT部長の顔が突然ぱっと明るくなって、視線が上に上がり僕の黒髪カツラに注目しました。 「いやあ、そうかねえ。あははははははっ、あははははは!」 「んふふふふふふ」

僕は人を救済するのは大好きです。救済されるのも好きだけど。

(2002年5月17日)

運動会

今日は長女の中学校の運動会。

親バカですからビデオカメラとカメラ2台持ってきました。 大抵そんな前の夜は飲んでたか残業してますから朝早いお日さまはまぶしいったらありゃしない。

もちろんカツラして長女の撮影係です。 親子ばらばらで好きな所で観ていました。

歓声と人ごみの中M奥さんがこっちに歩いてきます。挨拶しようと思っていると まるで視界に入らぬ風で僕の胸に触れる程接近してさっさと通り過ぎちゃいました。

「あれ?」

やがていつもきさくに先に挨拶するだんなさんが、人ごみの中向こうから歩いて来ます。 ところが僕のはるか後方を見ているだけで気付きません。

「あれ、やっぱり」

美しいA奥さんもまるで22世紀を見つめているように通り過ぎちゃったし、僕は挨拶のタイミングが無く、誰にも挨拶せずじまいです。

校庭での昼食はたまたま周囲に知っている家族がいないため我が家族は普通に親子だけの会話で済みました。 10才くらい(ある人に言わせれば20才)若返った黒髪のおっさんは、誰にも存在を認められない透明人間になった1日でした。

(2002年5月25日)

「カツラは……」

タクシーで20分くらいの所にある別ビルに打ち合わせに行きました。

宣伝部の彼等は旧知の仲ですが僕のカツラを初めて見ます。 大テーブルを5人で囲んでいるとKさんがトレーに載せた数種類のコーヒーを持って会議室に入ってきました。

僕のそばに来て静かに「どちらにしますか?」と彼女。 ミルク入りやブラックがありました。 のぞき込みながら僕は答えました。

「カツラは……」

皆、プッと吹き出しました。

(「僕は……」と言うつもりが間違っちゃいました。)

(2002年5月28日)

知人の個展

4件ほど用を済ませて夕方時間が出来たのでイラストレーターの個展を見にいきました。

ファッション画や絵本の画の得意な彼女Yは僕が20代の頃よくいっしょに飲みました。 自由が丘で、新宿で。六本木で、青山で。 当時、華やかな彼女はモデル山口小夜子に似ていて人の目を惹きました。

しばらくずっと会ってませんから彼女Yは黒髪の頃の僕しか知りません。

会場にはたくさんの人が来ていました。 「あら、いらっしゃい。お久しぶり」タイムスリップしたみたいに昔のままの美しい彼女でした。

まさか僕がハゲてるなんて思わないから、当然ごく普通の再会です。 僕は広い会場を溜め息つきながら2周しました。 「ずいぶんたくさんの画だな。こんなに素晴らしいとは思わなかった」 感動のあまりカツラの中に汗をかいていることに気付き、こそこそトイレで汗を拭きました。

鏡で後ろ髪が浮かないように注意深く調整し、額に前髪の数本をはらりと垂らすのです。

帰りぎわ、礼を言う彼女に 「ハゲちゃってね。これ、カ・ツ・ラ。」と言うと、信じられない顔して彼女は 「どれくらい?」と聞きます。

「うん、残ってるのは黒カビくらい。」

振り向いて答える50男に 彼女はにっこり微笑みました。

この頃まだ僕は人前で突然カツラを脱ぐサービスを思いつきませんでした。

(2002年5月28日)

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