2014年4月、かつら工場見学のために中国の青島(チンタオ)へ行ってきました。
青島は、中国の中でも海側にある美しい都市で、はじめて中国に訪れた私にとっては、今までイメージしていた中国と大きく違いびっくりしました。
昔、青島はドイツ領土だったということもあり、ドイツの文化やヨーロッパ風の建物が多く、まるでドイツ!?にきているようでした。
(まあ、私自身、ドイツに行ったことがないので、実際にはわかりませんが・・・)
海が近くにあるということもあり昔から貿易が盛んに行われている都市です。
今回はかつら工場に行ったのですが、郊外に向かうその道中に青島市内だけでも様々なジャンルの工場があり、本当に産業が盛んな都市なんだなと思いました。
さらに、中国は最近、急激な近代化が進んでおり、青島市内も建築中の建物ばかり。
そして、そのほとんどが超高層マンション!
(マンションというと日本では3LDKくらいのファミリー向けの高層住宅をいいますが、本来の意味は大邸宅ということなので、マンションではないと中国の人には訂正されましたが。)
こんなに建てて、誰が住むんだろう??と思うぐらいどこまで行っても高層住宅だらけです。
しかも丸みを帯びたデザインだったり、屋根がついていたりと、どことなくヨーロッパ風で外観がとてもおしゃれなんです。
青島の人口は、1000万人だそうで、私達の住む福岡市の10倍以上の規模です。
とにかく圧巻でしたし、やっぱり中国は人口がすごいんだなと感じたのでした。
それだけではありません。
街で走っている車は、真新しい高級車ばかり!
中国は今、経済発展が著しいんだなーと実感しました。
なんでこんなに、家や車が多いのか、現地の人にお聞きすると、中国の女性が男性に求める結婚条件に「車」と「家」は必須のようです。
なので、中国の男性は一生懸命働いて、「車」と「家」を購入されるそうです。
しかし、数年前の中国の賃金に比べ1.5倍から2倍ほど上がってきているそうですが、物価もそれ以上に上昇してきているので、中国の若い男性はとても大変と言われていました。
実際は自分自身で、「車」と「家」を購入するのは難しいため、親御さんが支援されるそうで、男親はとてもお金がかる。と言われていました。
一人っ子が多い中国ならではな文化だと思いました。
もちろん、地方の方などは、親御さんの支援を受けずに、青島市内の大学に進学し、働き、ご自身で購入される方もいらっしゃるようです。
そういった方々は青島市内の方も、地方から来られた方はバイタリティーがあってとてもすごい!と言われていました。
また投資熱も盛んで、自分が住むわけではないのにとにかくマンションを買って、値上がりを待っているとも話してくれました。
きれいな建物でも中は誰もいないというところも結構あるようです。
ただ、こんなに建設が盛んだと80年代の日本のようにバブルが崩壊するのではと、よその国ながら心配になってしまいました。
その他にも、青島は貿易が盛んな都市で、語学学び海外留学を経て、30代で開業される方や、女性の方でも投資をされる方々など、行動力など中国の若い方のパワーはとてもすごい!と思いました。
日本人は中国に負けているところが多いなと思い知らされました。
今回の中国訪問に刺激をうけ、私共も切磋琢磨していこうと思います。