本田圭佑選手も？ひとごとじゃない、円形脱毛症

世界に羽ばたく、フットボールプレイヤー

ワールドカップ・ブラジル大会、日本代表のキーマンとなる本田圭佑選手。

ワールドカップ初戦のコートジボワール戦で魅せた先制ゴール。

凄かったですよね～。

2014年はじめにACミランに加入して、ホームデビュー戦ではいきなりゴールを決め、華々しいスタートを切りました。

ビッグクラブのエースの一人として、世界中の注目が注がれている日本サッカー界の第一人者ですよね。

苦難の連続、本田選手の険しいサッカー人生

大活躍の本田選手ですが、決して華やかな道のりばかりでは、なかったようです。

既にご存知の方も多いことでしょう。

本田選手は、Jリーグでプロとしてのキャリアをスタートさせ、海外のプロリーグに挑戦。

オランダ～ロシア～そして現在のイタリア（ACミラン）は、彼が小学校の卒業文集に書いたことをまさに有言実行した瞬間でした。

その栄光に至るまでには、多くの困難があったようです。

実はロシア時代には、怪我や起用法等、様々な問題に直面。

円形脱毛症ができるまでになってしまっていたというのです。

その画像がネット上で話題を呼び、私もそれを見て、ものすごく驚きました。

本田選手は、テレビでは強気の発言をするので、ビッグマウスと呼ばれています。

その物怖じしない性格と、あえて世間やマスコミに苦言を呈するような発言をして、自分を追い込み、それを楽しんでいるかのようなメンタルの強さを感じることもありました。

あらゆる面で日本人っぽくないと世間から異端児扱いされることもあるくらいです。

しかし、ご家族からは、「ケイスケは気が小さい・弱い、あれは相当に努力して自分を追い込んで強気発言している」と言われていたらしいのです。

気持ちが強く、しっかりした発言力、そして行動力も兼ね備えているといったイメージが強い本田選手ですが、自分を奮い立たせ、あえて強気な発言をしていたのかも知れません。

きっと裏では並々ならぬ努力をされていたことでしょう。

その本田選手の心の中、人に見せられない苦悩が、円形脱毛症として、内面から外に出たのではないかと、マスコミから推測されているようです。

円形脱毛症の原因はストレスだけじゃない！？

円形脱毛症の正確な原因は、現代の医学をもってしても、まだ完全には解明されていません。

円形脱毛症の原因の全てが、ストレスや苦悩というわけではないようです。

円形脱毛症は、大人のような苦悩やストレスとは無縁の、３歳位のお子様もいらっしゃれば、ホルモンや免疫系の疾患で脱毛される方もいらっしゃいます。

本田選手の円形脱毛症もストレスだけだとは、決め付けられません。

実際、本田選手本人は公表していないようですが、ホルモン系の疾患であるバセドー病を患っているという、うわさもあります。

はっきりとした原因は分かりません。

私達の想像を遥かに超える重圧（プレッシャー）との戦いの連続が、その原因のひとつであったのかもしれません。

いろいろなものが複合されて、円形脱毛症が発症されてしまうようにも感じられます。

円形脱毛症は必ずしも、すぐに治らない！？

現在、本田選手は、先述のとおり、ワールドカップに出場して日本の中心選手として活躍されています。

ただ、まだ円形脱毛症は完治していないようです。

円形脱毛症の原因ははっきりと分からなく、また人によって、すぐに治る人と、すぐには治らない人がいます。

一時的に治っても、再発したり、治療に時間がかかる人もおられ、症状も様々です。

円形脱毛症になっていても髪で隠れていて気づかずにいることもよくありますし、美容室で指摘されて初めて円形脱毛の箇所を知ることも多々あるようです。

円形脱毛症は１０円玉大の脱毛箇所が発生するばかりではなく、人によっては範囲が大きくなったりして自分の髪の毛だけでは隠せなくなることもあります。

大丈夫と思っていても周囲の目がどうしても気になり、さらにストレスを抱えることになって、症状を悪化させる可能性もあります。

円形脱毛症になってしまったら、まずは専門の病院に行き、専門医の指示に従うことをお奨めします(重症な方には、お医者様がかつらを推薦されることもあります！）。

本田選手のおかげで、円形脱毛症が広く認知？

本田選手がワールドカップで脚光を浴びている中、彼の身に実際に起きている円形脱毛症が、報道されることによって、一般の方にも、この病気のことを広く知っていただく、良い機会となったように思います。

本田選手にとっては、ちょっと迷惑かもしれませんが、かつら屋さんとしては、本田選手のお陰で皆様に知っていただくことができて、とても感謝しています。

１００人に１～２人が発症する、とされている円形脱毛症。

意外に身近な病気なのです。

このことがきっかけで、もっともっと円形脱毛症についての理解が広まればいいな、と思います。