女性ウィッグコラム
幼少期から髪が少ない、乏毛症・縮毛症の女性、あさみさんによるコラム。(あさみさん30代女性)

ウィッグリアルユーザー&Withライターの道正あさみさんご紹介!
あさみさんの病気とウィッグについて
あさみさんは、幼少期から髪が少ない、乏毛症(ぼうもうしょう)・縮毛症(しゅくもうしょう)という病気をお持ちです。
20歳までは、ウィッグなしの生活。
成人式を前にして、ウィッグ生活がスタートしました。
当時大学生だったあさみさんは、成人になり、そろそろ社会人にもなる。
社会に出るに当たっては、見た目で判断するのではなく、中身を見てほしい。という思いもあったそうです。
ウィッグの使用によって、ファッションも楽しくなり、自信も生まれ、生活が一変。
こんなに変わるのなら、もっと早くウィッグ生活を始めていれば良かった!と思われたそうです。
それから10年程経って、30歳を過ぎた頃、ネット検索によって、初めてご自身の病名を知ることに。
病名が判明したことで、病院へ行き、くわしく検査を受けようと思い立つことができました。
そしてこのネット検索がきっかけで、同じ髪の病気で悩む方々がとても多いことを知り、あさみさんの気持ちや行動に大きな変化をもたらしたそうです。
行動を起こしたあさみさん、ブログやオフ会
同じ髪の毛の病気で悩む方達が、ネット上のブログなどで情報発信されているのを見て、とても参考になり、そして勇気づけられたといいます。
髪を失ってしまう病気は、円形脱毛症など、色々ありますが、世間一般には正しい情報や知識があまり知られていません。
あさみさんがお持ちの、常染色体劣性先天性乏毛症(ぼうもうしょう)・縮毛症(しゅくもうしょう)という病気については、円形脱毛症よりも更に認知度が低く、いまだ治療法も確立されていません。
髪を失うことで、悩んでいらっしゃる方はとても多いのです。
自ら情報発信することで、より多くの方に正しい情報を知ってもらいたい、と考えるようになったそうです。
ブログで発信することから始まり、同じ髪の病気を持つ方達とオフ会を開いて、情報交換やアドバイスなどをお互いにしたり、とりとめのない話で盛り上がったり・・。
今まで一人で抱えていた気持ちをシェアできる仲間も増え、悩みを抱えながらも、充実した日々を送っていらっしゃるようにお見受けしています。
なぜかというと、色々なことを話して下さる、あさみさんの笑顔がとても輝いているからです。
Withの製品は、「普段使い」用に
とても「おしゃれさん」なあさみさん。現在はファッションウィッグも含め、色々なウィッグを楽しむ毎日で、おしゃれに磨きをかけています。
お洋服やアクセサリー、靴などたくさんのアイテムを種類豊富に揃えていらっしゃいます。
どれも女性らしい、エレガント&かわいいアイテムばかり。
流行にも敏感で、コーディネートには余念がありません。
撮影の際に持ち込んで頂いた、私物アクセサリーやお洋服のアイテムの多さに驚いてしまいました。
ファッションウィッグやヘアーアクセサリーもたくさんお持ちです。
そんな中で、ウィズ製品の立ち位置は、「普段使い用」とのこと。
この「普通」「普段」が、もしかしたら、ウィズの製品に一番求められていることなのかもしれません。
違和感なく、普段の生活に溶け込めるウィッグなら、新しい職場に入った際でも、すっと馴染んでくれますよね。
今回の製品は、オーダーメイドで作成しました。
普段使い用なので、耐久性を重視しつつ、自然さを出す為のオプションや、ヘアスタイルなどの相談をしながら細部に渡り、ご希望をお聞きして、デザインを打ち合わせしました。
お母さんの若い頃の髪と同じ!
髪は、ワンランク上の上質な髪「レミーエンジェル」で作製。
髪の質感も、とっても気にいっていただけました。
あさみさんは、子供の頃、お母さんの髪を触るのがとても好きだったそうです。
その頃の思い出が甦ってきたそうで、「わ~っ お母さんの若い頃の髪の感触と同じです!」と
喜んでいらっしゃいました(そんな素敵な言葉をいただけて、すっごく嬉しい気持ちになりました)。
Withのウィッグを装着したあさみさんの姿は、とてもマッチしていて、まるで自髪のよう。
普段のあさみさんを見慣れていない私は、「あら、こういう女性、巷でよくいらっしゃるんじゃない?」と、まさに、「普通」「普段」モードのあさみさんを垣間見た感じでした。