しなやかな髪を持続させるためにシャンプー洗髪は一週間に一回程度。人毛ウィッグのシャンプーは、毎日かつらを着けている場合、週に一回程度を目安に行います。汗をよくかく夏場などは、においや皮脂汚れが気になるので、洗う頻度を増やしても良いです。また冬場は10日に一回程度の洗髪でも良いです。自宅で自分でできる洗髪方法のご紹介です。

かつらのシャンプーの頻度の目安って?

かつらのシャンプーは、一週間に一度を目安に行ってください。汗をよくかく夏場などは、においや汚れが気になるかと思いますので、もう少し頻度を上げても良いかもしれません。ただ「汚れたかも?」と思って毎日シャンプーをするのは、髪の毛やかつら自体を傷める原因になってしまうため、避けてください。

ついでですが、髪の毛にベトベトと油性の整髪料やムースを着けると埃が付着しやすくなるので、そのようなケア用品の使用はなるべく避けるようにしてください。そのようなケア剤を使っているとシャンプーを頻繁にしなくてはならなくなります。

毎日かつらを洗わないと、汚くないの?

シャンプーは、髪の毛を洗っているように見えて、実は頭皮を洗うのが主な目的です。頭皮からは汗や皮脂などの分泌物がたくさん出て、それが汚れやにおいの原因になっているのです。ちなみに、頭皮からの汗・皮脂の分泌量は、顔よりも多いそうです。

反面、髪の毛自体は皮脂などを発することは無いので、ひどく汚れることはあまりありません。毎日、髪のためにシャンプーをするという必要はないのです。ですので、かつらの毛も一日でシャンプーが必要なほど汚くなってしまうということは無いので、かつらも頻繁にはシャンプーする必要はないのです。

毎日かつらをシャンプーしてしまうと、かつらが早く傷んでしまうので、一週間に一度程度に抑えて頂く方が長持ちします。ただし、頭皮に直接触れているかつらの内側は、頭皮から分泌された皮脂や汗が付着することになるので、毎日良く絞った濡れタオルできれいに拭いて、汚れを取り除くことが大切です。

かつらの洗髪から乾燥、セットの手順

STEP 1. 事前にブラッシング

ウィッグの絡みやホコリを取ります。毛が絡まないように、目の粗いブラシ(櫛・クシ)で毛先から優しく梳いて下さい。また、付属のストッパーピン金具は閉じた状態にして下さい。With推奨ヘアブラシがお薦めです。

STEP 2. ウィッグをウェットにする

洗う前にシャワーでしっかりとウィッグを濡らします。髪の毛が絡まらないよう、トップから毛流れに沿って流して下さい。

STEP 3. 桶にシャンプーを入れて泡立てる

桶に水またはぬるま湯(以下、水と表記)をため、With推奨シャンプーを2プッシュ(約6mg)入れ、薄めのシャンプー液を作ります。お風呂のお湯の温度では、温度が高すぎて髪のダメージの原因となります。水またはぬるま湯を使用して下さい。

洗浄力の強いシャンプーの使用は控えて下さい。テレビCMしているような市販のシャンプーは「オレフィン(C14-16)スルホン酸Na」「ラウリル硫酸○○」「ラウレス硫酸○○」のような成分が含まれ、人毛ウィッグのデリケートな髪には洗浄力が強すぎます。シャンプーの成分にはご注意下さい。

ウィッグを浸ける前に、桶の中の水を手で泡立てます。ウィッグに直接シャンプーの原液をつけないで下さい。よく泡立てたシャンプー液に、くぐらせるようにしてさっと洗うのが良いです。

STEP 4. くぐらせ洗い

すっとくぐらせるように洗います。浸け置き洗いや押し洗いをされると毛絡みの原因となります。また、長時間の浸け置きはウィッグが劣化する恐れがあります。ご注意下さい。

ウィッグの裏面は指で軽くなでるようにして、汗や皮脂の成分を洗います。もみ洗いは毛絡みの原因や型崩れや素材を傷める原因となります。負荷がかからないように優しく取扱い下さい。

STEP 5. すすぎ

ウィッグを流水(シャワー)でしっかりとすすぎます。トップから毛流れに沿うようにすすいで下さい。毛絡みの原因となるので、ゴシゴシと洗わないで下さい。

どんなに良い成分のシャンプーでもウィッグに残るとよくありませんので、中の方までよく洗い流して下さい。

STEP 6. トリートメントする

月に2回程度を目安に、必要に応じてかつらをトリートメントします。

桶にトリートメントを適量(約6mg)入れよく溶かします。水またはぬるま湯を使用して下さい。トリートメントは手のひらで伸ばしてから水に溶くとダマになりにくいです。

あとはシャンプーのときと同様に、トリートメント液にくぐらせます。トリートメントに浸け置きはしないで下さい。長時間の浸け置きはウィッグが劣化する恐れがあります。

すすぎは、流水でウィッグをすっとすすいで下さい。流しすぎるとトリートメントの効果が薄れてしまいます。ご注意下さい。水分を取る際にウィッグを振ったりせず、丁寧に取り扱って下さい。

かつら・ウィッグのトリートメント方法STEP1 トリートメントを入れる

STEP 7. ウィッグの水分を絞ってタオルドライ

ウィッグの髪を軽く握るようにして水分を絞ります。水分を取る際にウィッグを振ったりせず、丁寧に取り扱って下さい。

タオルで包み込むようにして、ウィッグの水分を取って下さい。ウィッグの髪の毛が絡む場合があるので、ごしごし拭き取らないで下さい。

STEP 8. 丁寧にブラッシング

洗髪後のウィッグは、水分を含んで毛が膨張しています。毛絡みや髪を傷めないように、目の粗いブラシ(櫛・クシ)で毛先から優しく梳いて下さい。 ★With推奨ヘアブラシが便利です。

かつら・ウィッグのブロー&乾燥方法STEP1 ブラッシング

STEP 9. ウィッグをドライ乾燥

ドライヤーを使ってウィッグの毛の根元から毛先に向かって乾かして下さい。ウィッグの表面のみでなく、ウィッグの裏面からも風を当てて、毛の根元もよく乾かして下さい。

かつら・ウィッグのブロー&乾燥方法STEP2 ドライ乾燥

STEP 10. ブロー・セット

ウィッグが8割ぐらい乾いた状態になったら、ブラシなどを使い、セットしながら完全に乾かして下さい。

ヘアアイロンのご使用は、髪の毛を傷める原因となります。特に、長時間同じ個所にアイロンをかけると更に傷みが激しくなります。ご注意ください。

かつら・ウィッグのブロー&乾燥方法STEP3 ブロー・セット

STEP 11. スタイリング

お好みでヘアワックス(整髪料)を使ってスタイリングしたら完成です。ワックスは『水溶性』、キープ力は『ソフトタイプ』がお薦めです。ワックスを手の平に少量とり、手の体温で温めながらまんべんなく広げます。かつらの毛は乾いているか少し湿っているくらいの状態で、ワックスを塗り、クシや手でスタイルを造ります。

ウィッグのボリューム感を出すには、洗髪ブロー時にドライヤーで根本をしっかりと立ち上げた後、ウィッグの毛先にワックスをつけます。あまり多くつけると、ワックスの重さで毛が寝てしまうので、薄くつけるようにします。仕上げに冷風のドライヤーをあてると、手の熱で柔らかくなったワックスが固まり、セットが長持ちします。

整髪料でスタイリング&セットした際、ウィッグ着用後はシャンプーを行い、キレイに整髪料の成分を洗い流すことをお薦めします。通常、毎日ウィッグを洗う必要はありませんが、整髪料を使用した場合、髪に整髪料の成分が残り、汚れや髪の傷みの原因となります。そのまま放置せず、こまめに洗髪しましょう。

かつら・ウィッグのスタイリング整髪料

STEP 12. ウィッグ台で保管

ドライヤー乾燥&スタイリング後は、形が崩れないようにウィッグ台などに乗せて保管して下さい。 With推奨ウィッグ台が人気です。

かつら・ウィッグのブロー&乾燥方法STEP4 スタイリング仕上げ

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ご確認・注意事項

  • 使用するシャンプーの成分や洗い方によっては、ウィッグを傷める場合があります。髪の毛に優しいWith推奨シャンプーの使用をお薦めします。
  • 人毛製品はシャンプー後、ドライヤー等でのスタイリングが必要です。ウィッグのセットの仕方・ブラッシングや、装着方法・使用状況などで製品へ負荷がかかり、毛絡みや髪が抜ける場合があります。髪を梳く時は無理に引っ張らないで丁寧にお取扱い下さい。
  • 脱脂力の強いケア剤の使用や洗髪回数が頻繁、また太陽光に当たる時間が長い等の使用環境においては、かつらの毛髪の退色(色あせ)が早まります。
  • 破損する場合があるので、カツラお手入れの際に洗濯機や乾燥機を使用しないで下さい。