ウィズにお問い合わせをくださるお客様の中にも、まれに「金髪のかつら」が欲しい、という方がいらっしゃいます。金髪のかつらは、基本的にオーダーメイドでしたらお作りができますが、既に髪色が決まっているセミオーダーですと難しいのです。ここでは、金髪のかつらが作成できる場合、できない場合、そして注意点についてご説明します。
オーダーメイドの場合
オーダーメイドのかつらの仕様を決めて頂く際、毛束のサンプルから金髪をお選びいただくことで、金髪のかつらを作成することが出来ます。金髪は、もともと金髪の人の毛をそのまま使っているわけではありません。カラーリングをしていないまっさらな状態の髪の毛を工場で金色に染色し、その加工した毛を植毛のするのです。(厳密にいうと、もともと金髪の原毛を使ってかつらを作れないわけではないのですが、ものすごく高額なものとなってしまいます)
ただし、工場で染色すると言っても、金色の明るい髪にするためには脱色が必要ですので、黒やこげ茶などの暗い毛色に比べると、髪の栄養分が失われダメージが大きく残ってしまい、初めから髪が傷んだ状態になってしまうので注意です。傷んだ髪でかつらを作った場合、暗めの髪色より髪の毛が切れやすくなったり、絡まりやすくなったりしてしまいます。
これは、金髪以外でも、髪を脱色しないと染まらない色、例えば青色の髪を希望された場合でも同じです。そういった理由から、オーダーメイドなら金髪などの明るい毛色のかつらを作成できるとはいえ、あまりおすすめはしていません。もし、金髪など、髪が著しく傷む可能性のある毛色をご希望の際は、ある程度の髪の傷みをご了承の上で、オーダーをお願い致します。

セミオーダーの場合

一般毛の、人毛で金髪の髪色のセミオーダーウィッグは、ウィズでは取り扱っておりません。現状にある一般毛のセミオーダー製品を染め直して金髪にするというのも、難しいです。セミオーダーのかつらの場合、植わっている髪は全てカラーリングをされた髪ですので、現状より明るい色に染めなおすことはできないのです。
ただ、無理をすると、レミーエンジェルの髪を使うことで、金髪にすることは可能です。レミーエンジェルの髪の場合は、全く染色加工のされていない毛ですので、明るい色にも染めてお使い頂けます。しかし、金髪のようなとても明るい色にするには、何度も何度も脱色をしなければなりません。脱色を繰り返したのちにカラーリングをするとなると、時間もとてもかかってしまいますし、髪の傷みは非常に激しいものになってしまいます。
せっかく上質な人毛でも、脱色やカラーによって傷めてしまうと、見た目が悪くなってしまうのはもちろん、切れ毛や縮れ毛になって管理も大変ですので、ウィズではおすすめしていません。そのため、どうしても金髪のかつらをご希望の場合は、オーダーメイドで初めから金色に染めた髪を使用してかつらを作成されたほうが良いかと思います。
部分かつらの場合は、自毛の色にも注意
もし、金髪のかつらを作成・装着される場合は、かつらの種類によって自毛の色にも注意です。頭頂部など、部分的に使用する部分ウィッグの場合、横や後ろの自毛とかつらの毛を馴染ませて使用するので、自毛の色とかつらの毛の色を合わせなければなりません。かつらだけ金髪なのに、自毛が明らかに金髪とは違う色ですと、かつらを着けていることがわかってしまいます。
部分かつらよりも頭全体をすっぽりとカバーできるフルウィッグのほうがいいでしょう。全かつらでしたら、自毛とウィッグの毛の馴染みを気に掛ける必要はありませんから楽です。

まとめ
金髪のウィッグは、人毛でも人工毛でもお作りすることができます。ただし人毛の場合は、金髪になるまで黒髪を脱色してカラーチェンジしていますので、髪は非常にダメージを受けた状態になります。また、黒髪の色素を抜く際に一緒に髪の毛の栄養分も失われてしまいますので、栄養のない髪の毛になってしまいます。街で見かけるご自分の髪を金髪に染められいる女性の方もそうですが、髪は細く傷んだようになってしまいます。
そのため、あまり金髪のウィッグはお薦めしておりません。金髪の髪色以外にも、栗色やブラウンといった明るめの髪色もウィッグでお作りできます。髪のダメージをお考えでしたら、黒毛に近い暗めの髪色をお選びいただくことをお薦めします。ウィズではこげ茶のダークブラウンの髪色が人気ですよ♪