毎日のお手入れ・かつら保管法
お手入れといっても、毎晩カツラをはずしたときに、カツラの裏側の汗や脂分をきれいにふき取るだけです。
お手入れの際には、必ずタオルを水(あるいは、ぬるま湯)かで固く絞っている”水分のあるタオル”である必要があります。
乾いたタオルやティッシュペーパーでは水分は取れても、酸化した汗の成分は残ってしまうので、きれいになったように見えても、かつらの裏の樹脂組織を破壊する成分は残っていて、破壊しつづけるのです。
また、ウエットタイプの油取り紙も、よく油分が取り除けます。
毎日たった1~2分のメンテナンスで、かつらの裏側は驚くほど長持ちするのです。
各かつらメーカーで行われている「油抜き」というメンテナンスももちろんひとつの方法ではありますが、費用もかかりますし、わざわざサロンまで通わなければなりません。
そう考えると、毎日たった1~2分の作業の方が簡単で楽ではないかと思います。
かつらをはずして入浴したり就寝される時、かつらはどのように保管してますか?
平らな場所に直接置いたり、窮屈な小さな箱の中へ入れると、通気性も悪く、毛の先が折れたり曲がったりして変な癖がつくことがあります。
一度ついてしまった癖を直すのは一苦労ですし、無理に直そうと局部的にドライヤーを当てたり、ひっぱたりするのはかつらが傷む原因となります。
そうならない為にウィッグ台にのせて保管することをお薦めします。
頭のまるい形状をしてますので、嫌な癖がつくこともありません。
カツラを長く良い状態に保つための基本です。
詳しくは ウィッグ台においてクセ防止 をご覧下さい。