かつらシャンプー方法・ウィッグ洗髪
かつらシャンプー方法・ウィッグ洗髪

人毛かつら・ウィッグは、ご自宅でシャンプーやお手入れをすることができます。
毎日使用している場合でも、シャンプーは7~10日に1回程度がひとつの目安です。
汗を多くかいたときや、におい・汚れが気になるときは状態に応じて洗いますが、頻繁に洗いすぎると、髪やかつら本体を傷める原因になることがあります。
また、シャンプーするときは、ゴシゴシ洗ったり、長時間つけ置きしたりせず、水または38℃程度までのぬるま湯で、やさしく洗うことが大切です。
このページでは、人毛かつらのシャンプー方法をはじめ、トリートメント、乾かし方、ブロー・スタイリング、保管方法まで、日頃のお手入れ方法をご紹介します。

かつら・ウィッグはどのくらいの頻度でシャンプーする?

毎日使用しているかつら・ウィッグでも、7~10日に1回程度のシャンプーを目安にしてください。
ただし、これはあくまで目安です。
汗を多くかく季節や運動をした日、においや汚れが気になる場合などは、製品の状態に合わせて洗う頻度を調整してください。
一方で、「汚れたかもしれない」と毎日のようにシャンプーすると、髪の乾燥や製品の傷みにつながる場合があります。
汚れを残しすぎないことと、洗いすぎないことの両方が大切です。

髪の毛にベトベトと油性の整髪料やムースを着けると埃が付着しやすくなるので、そのようなケア用品の使用はなるべく避けるようにしてください。そのようなケア剤を使っているとシャンプーを頻繁にしなくてはならなくなります。

毎日使うかつらも、毎日シャンプーする必要はありません

かつらの毛髪自体から汗や皮脂が出るわけではありませんので、毎日シャンプーする必要はありません。

ただし、頭皮に触れているかつらの内側には、汗や皮脂などが付着します。

特にコーティング部分は、汗や皮脂を残したままにすると、樹脂部分の劣化を早める原因になることがあります。

シャンプーをしない日でも、ご使用後によく絞った濡れタオルなどで内側をやさしく拭き、汗や皮脂を取り除くことをおすすめします。

毎日のちょっとしたお手入れが、かつらをより良い状態で長く使用することにつながります。

詳しくは「毎日のかつらのお手入れ方法

カツラの劣化を遅らせる手入れ

両面テープのベタベタに…

With推奨リムーバーが便利です。
ウィッグの内側に両面テープ等を貼って装着している方へ。両面テープを剥がした後の、粘着成分のベタつきが気になる場合は、リムーバー(剥離剤)を使うとベタベタが取れます。かつらに付着したテープ跡も、綺麗に剥がせ、お薦めです。

人毛かつらをシャンプーする方法

かつらを洗う前に、ストッパーピンは閉じた状態にしておきます。
また、洗濯機や乾燥機は使用せず、手洗いでやさしくお手入れしてください。

STEP 1. 洗う前にブラッシングする

シャンプー前に、ウィッグについたホコリや毛絡みを取り除きます。
目の粗いブラシやクシを使い、毛先から少しずつ、やさしく梳かしてください。
無理に引っ張ると、毛絡みや抜け毛、髪を傷める原因になります。
また、かつらにストッパーピンが付いている場合は、ピンを閉じた状態にしてからシャンプーします。
With推奨ヘアブラシがお薦めです。

STEP 2. 水または38℃程度までのぬるま湯で濡らす

シャワーなどを使い、かつら全体を十分に濡らします。
髪が絡まないよう、頭頂部から毛先へ向かって、毛流れに沿って流します。
使用するのは、水または38℃程度までのぬるま湯です。
お風呂のお湯の温度以上の高温では、髪やかつら本体を傷める原因になるため避けてください。

STEP 3. 桶にシャンプー液を作る

桶に水または38℃程度までのぬるま湯を入れ、With推奨シャンプーを2プッシュ(約6ml)入れてよく混ぜます。

洗浄力の強いシャンプーは避けましょう

人毛かつらには、洗浄力の強いシャンプーはおすすめしていません。
「オレフィン(C14-16)スルホン酸Na」「ラウリル硫酸○○」「ラウレス硫酸○○」などが配合されているシャンプーは、製品によって洗浄力が強い場合があります。
市販品・サロン専売品にかかわらず、使用前に成分表示を確認してください。

シャンプーの原液を、かつらへ直接つけるのではなく、あらかじめ水に溶かしてシャンプー液を作ります。

STEP 4. やさしくくぐらせて洗う

作ったシャンプー液の中へ、かつらをさっとくぐらせるようにして洗います。
長時間のつけ置き洗いや、ゴシゴシとした揉み洗い・押し洗いはしないでください。
毛絡みや型崩れ、素材の傷みにつながる場合があります。

かつらの裏面は、指で軽くなでるようにして、汗や皮脂などの汚れをやさしく落とします。

STEP 5. 毛流れに沿ってしっかりすすぐ

シャンプー後は、水または38℃程度までのぬるま湯でしっかりすすぎます。
頭頂部から毛先へ向かって、毛流れに沿ってシャワーを流してください。

ゴシゴシこすったり、髪をかき回したりすると毛絡みの原因になります。
シャンプー成分が残らないよう、かつらの内側まで十分にすすぎます。

トリートメントは髪の状態に合わせて行う

トリートメントを行う頻度に、決まった回数はありません。髪の長さや乾燥、絡みなどの状態を見ながら、必要に応じて行ってください。
ロングヘアのウィッグは、毛先が乾燥したり絡みやすくなったりするため、比較的こまめにトリートメントを行うと、髪を良い状態に保ちやすくなります。一方、短髪の男性用かつらなどでは、シャンプーのたびに毎回トリートメントをする必要はありません。

トリートメントの方法

桶に水または38℃程度までのぬるま湯を入れ、トリートメントを適量加えてよく溶かします。
トリートメントは手のひらで伸ばしてから水へ入れると、ダマになりにくくなります。
シャンプーと同じように、かつらをトリートメント液へやさしくくぐらせます。
トリートメント液へのつけ置きはしないでください。
また、ストッパーピンが付いている場合は、ピンを閉じた状態で行います。
その後、流水ですすぎます。
水分を取る際に、かつらを振ったり回したりしないでください。

かつら・ウィッグのトリートメント方法STEP1 トリートメントを入れる

シャンプー後の乾かし方・ブロー方法

洗い終わったかつらは、髪を傷めないように水分を取り、十分に乾かしてからセットします。

STEP 1. タオルでやさしく水分を取る

かつらの髪を軽く握るようにして、大まかな水分を取ります。
水分を取る際にかつらを振ったりせず、丁寧に取り扱って下さい。

その後、タオルで包み込み、軽く押さえるようにして水分を吸い取ります。
かつらの髪の毛が絡む場合があるので、ごしごし拭き取らないで下さい。

STEP 2. 毛先からやさしくブラッシングする

濡れた髪は乾いているときより傷みやすく、毛絡みも起こりやすい状態です。
目の粗いブラシやクシを使い、毛先から少しずつ、やさしく梳かしてください。
With推奨ヘアブラシが便利です。

かつら・ウィッグのブロー&乾燥方法STEP1 ブラッシング

STEP 3. ドライヤーで根元から乾かす

ドライヤーを使い、毛の根元から毛先へ向かって乾かします。
表面の髪だけではなく、かつらの裏面からも風を当て、毛の根元やベース部分まで乾かしてください。
同じ場所へ長時間熱を当て続けると、毛髪や製品を傷める原因になります。
乾かしすぎにも注意してください。

かつら・ウィッグのブロー&乾燥方法STEP2 ドライ乾燥

STEP 4. 8割程度乾いたらブロー・セットする

髪が8割程度乾いたところで、ブラシなどを使いながら希望のスタイルに整えます。
最後まで乾かしながら形を作っていきます。
ヘアアイロンを使用する場合も、同じ場所へ長時間熱を当て続けないよう注意してください。

かつら・ウィッグのブロー&乾燥方法STEP3 ブロー・セット

整髪料を使うときの注意点

スタイリングには、少量のワックスなどを使用できます。

使用する場合は、水溶性でソフトタイプの整髪料がおすすめです。

手のひらに少量取り、よく伸ばしてから毛先を中心になじませてください。

整髪料を多くつけると、重さで髪が寝たり、汚れやホコリが付着しやすくなったりします。あああああ

お好みでヘアワックス(整髪料)を使ってスタイリングしたら完成です。
ヘアワックスは『水溶性』、キープ力は『ソフトタイプ』がお薦めです。
手の平に少量取り、手の体温で温めながらまんべんなく広げます。
かつらの毛は乾いているか少し湿っているくらいの状態で、ワックスを塗り、クシや手でスタイルを造ります。

かつら・ウィッグのスタイリング整髪料

ハードタイプの整髪料は避けましょう

ハードタイプの整髪料は
使用しないで

ハードスプレーやミスト、ジェルなど、髪を強く固めるタイプの整髪料は、糊や樹脂成分が髪に残り、白く固まる「フレーキング現象」が起こる場合があります。
また、成分が髪に蓄積すると、毛絡みや髪の傷みにつながることもあります。
整髪料を使用した場合は、髪の状態を確認し、成分が残らないよう必要に応じてシャンプーしてください。

スタイリング

カツラのセット・スタイリング仕上げ

ウィッグのボリューム感を出すには、洗髪ブロー時にドライヤーで根本をしっかりと立ち上げた後、ウィッグの毛先にワックスをつけます。
あまり多くつけると、ワックスの重さで毛が寝てしまうので、薄くつけるようにします。
仕上げに冷風のドライヤーをあてると、手の熱で柔らかくなったワックスが固まり、セットが長持ちします。

かつら・ウィッグの保管方法

シャンプーと乾燥が終わったら、形が崩れないようウィッグ台やスタンドなどに乗せ、通気性のよい場所で保管してください。
長期間使用しない場合は、保管前にシャンプーを行い、汗や皮脂、整髪料などの汚れを落とした状態で保管します。
保管中も、ときどき製品の状態を確認してください。
With推奨ウィッグ台が人気です。

かつら・ウィッグのブロー&乾燥方法STEP4 スタイリング仕上げ

かつらは使用していなくても経年劣化します

ウィッグは使用していない場合でも経年劣化します。
ウィッグに残留している汚れ等によって製品を傷めてしまう場合があります。
できるだけ長期保管等はせず、定期的に使用したり、シャンプーを行う事をお薦めします。
詳しくは『かつら・ウィッグの保管方法』をご覧下さい。

人毛かつらをシャンプーするときの注意点

  • 長時間のつけ置き洗いをしない
  • シャンプーの原液を直接かつらにつけない
  • ゴシゴシこすったり揉み洗いしたりしない
  • 水または38℃程度までのぬるま湯を使用する
  • 洗濯機・乾燥機を使用しない
  • ストッパーピンは閉じた状態で洗う
  • タオルで強くこすらない
  • かつらを振ったり回したりして水分を取らない
  • ドライヤーで乾かしすぎない
  • 同じ場所へ長時間熱を当てない
  • ハードタイプの整髪料はできるだけ避ける

まとめ|人毛かつらは正しく洗って、やさしくお手入れする

人毛かつら・ウィッグは、ご自宅でシャンプーやお手入れをすることができます。

毎日使用している場合でも、シャンプーは7~10日に1回程度がひとつの目安です。

水または38℃程度までのぬるま湯を使用し、シャンプー液の中へやさしくくぐらせるように洗います。

ゴシゴシ洗いや長時間のつけ置き、洗濯機・乾燥機の使用は避けてください。

トリートメントは決まった頻度で行う必要はなく、髪の長さや乾燥・絡みなどの状態に応じて行います。

また、シャンプーをしない日も、かつらの内側についた汗や皮脂を拭き取るなど、日々のちょっとしたお手入れが大切です。

正しい方法でやさしくお手入れすることで、かつら・ウィッグをより良い状態で快適にお使いいただけます。

ご確認・注意事項

  • 人毛製品はシャンプー後、ドライヤー等でのスタイリングが必要です。ウィッグはご自身のスタイリングにより見栄えが随分違ってきます。自然に見えるよう、お気遣いと研究をお願い致します。
  • 使用するシャンプーの成分や洗い方によっては、ウィッグを傷める場合があります。髪の毛に優しいWith推奨シャンプーの使用をお薦めします。
  • ウィッグのブラッシングやスタイリング・セット方法装着方法・使用状況などで製品へ負荷がかかり、毛絡みや髪が抜ける場合があります。髪を梳く時は無理に引っ張らないで丁寧にお取扱い下さい。
  • 脱脂力の強いケア剤の使用や洗髪回数が頻繁、また太陽光に当たる時間が長い等の使用環境においては、かつらの毛髪の退色(色あせ)が早まります。
  • 破損する場合があるので、カツラお手入れの際に洗濯機や乾燥機を使用しないで下さい。