Withのかつらは、ご自身で取り外しのできる「着脱式」が基本です。装着には、主にストッパーピンやかつら用両面テープを使用します。自毛がある部分はピン、頭皮が出ている部分は両面テープというように、両方を組み合わせて使用することもできます。

製品の種類や自毛の状態、ご希望の使い方に合わせて、使いやすい装着方法をお選びいただけます。このページでは、Withでご案内している主なかつらの装着方法についてご紹介します。

Withでは、ご自身で取り外せる「着脱式」をおすすめしています

Withでは、1か月間など長期間つけたままにする「連続装着」ではなく、必要に応じてご自身で取り外すことのできる「着脱式」のかつらをおすすめしています。

取り外しができることで、頭皮や自毛を清潔に保ちやすく、かつら本体のお手入れもしやすくなります。頭皮や自毛への負担、衛生面などを考えても、毎日の生活に合わせてご自身で着脱できることは大切だとWithでは考えています。

詳しくは『一か月間など、長期間つけたままいられるかつらはある?

簡単に取れない?外れない?

かつらの装着は慣れればご自身でできます

ストッパーピンや両面テープによる装着は、最初は少し練習が必要な場合もありますが、慣れるとご自身で着脱できるようになります。

また、きちんと装着すれば、日常的な動きや風で簡単にズレたり外れたりするものではありません。

ただし、ストッパーピンは使用しているうちに留まりが弱くなったり、両面テープは時間の経過とともに粘着力が弱くなったりすることがあります。装着状態をときどき確認しながらお使いください。

ストッパーピンの具体的な着け方・外し方については『かつら用ストッパーピンの付け方・外し方|自分で着脱できる?

かつら用ストッパーピン

一般的な装着方法のひとつが、金属製のかつら用ストッパーピンによる固定です。ストッパーピンを自毛に絡ませて、ウィッグを固定します。

ストッパーピンで固定する場合、ご自身で簡単に着脱できるのが最大のメリットです。毎日のお手入れの時に簡単にウィッグの着脱ができますので、お風呂の時や就寝中などはウィッグをはずし、頭皮を清潔に保つ事が出来ます。

Withでは、自毛の太さや毛量などに合わせて、複数の種類のストッパーピンをご用意しています。

ウィッグ付け方・かつら装着方法ポイント
ウィッグ付け方・かつら装着方法ポイント

最も一般的な「縫い付け」ピン

かつら用ストッパーピンの中でも、一番良く使われているのが「かつら本体に縫い付けて使うピン」です。かつらを使っているうちに、洋服のボタンのように糸が緩んだり、ほつれたりしますが、その時はご自宅で縫いつけ直すことができます。次の画像のように、主にかつらの外周にある「布製のリボン」に縫い付けて使用します。

かつらウィッグ装着ストッパーピン

ピンを留めたい部分に、比較的しっかりと自毛が残っているお客様には、櫛状の「Aピン」がおすすめです。一方、自毛が細い・または量が少な目のお客様には、先が平らになっていて、よりしっかりと髪を挟める「Bピン」をお薦めしています。

かつら用ストッパーピン(クリップ) Aタイプ
かつら用ストッパーピン(クリップ) Aタイプ
かつら用ストッパーピン(クリップ) Bタイプ
かつら用ストッパーピン(クリップ) Bタイプ


また、Aピン、Bピンともに、前髪などの極少量の髪をはさみたいというときには、一回り小さなサイズが便利です。

縫い付けるための糸に厳密な決まりはありませんが、強度を求めるのであれば、水に濡れても影響を受けにくいナイロン糸がおすすめです。かつら専用の糸でないといけない、ということはなく、釣具屋さんで手に入る釣り糸や、手芸屋さんに置いてあるテグスを使ってピンを縫い付けることが出来ます。

コーティングとシリコン どっちのカツラを選ぶ?2

外周に「布製のリボン」が付いていないかつらの場合、多くは「コーティング」という、ツルツルとした素材が付いていることが多いです。外側にある、光沢のあるツルツルした部分が「コーティング」です。

一般的に、コーティングは後ほどご説明する「両面テープ」を貼るための台座なのですが、ピンを使いたい、というときは、このコーティングに直接ピンを縫い付けることも出来ます。

ただし、注意点として、コーティングに針を刺して穴を開けると、そこから傷みやすくなってしまう、というデメリットがあります。

また、コーティングは樹脂でできていて、ある程度厚みもあるので、布のリボンに比べて針を通すのに力が必要になります。かつらにピンを縫い付けるときは、ご自分の手を傷つけないよう、気を付けて行いましょう。

縫い付けの手間いらず!「羽付きピン」

先ほどご紹介した「縫い付けて使用するタイプのピン」は、樹脂製のコーティング部分に使用したい、となったとき、少し注意が必要になります。また、縫い付けなどの細かい作業をしないで、もっと手軽にピンを取り付けたいという方もいらっしゃると思います。そんなときは、「羽付きピン」が便利です。

かつら用ストッパーピン(クリップ) Aタイプハネ付き
かつら用ストッパーピン(クリップ) Aタイプハネ付き
カツラ用ストッパーピン(クリップ) Bタイプハネ付き
カツラ用ストッパーピン(クリップ) Bタイプハネ付き

ピンの両サイドに、透明の「羽」がついています。この「羽」に接着剤をつけて、かつらのコーティング部分に直接貼り付けます。すると、針でコーティング部分に穴をあけることもなくなりますし、縫物が苦手、という方にも簡単にピンを取り付けて頂けます。

注意点としては、取り付けは簡単ですが、接着剤でがっちりと固定してしまうと、容易に取り外すことができなくなります。誤って、「ちょっと違う位置にピンをつけてしまった!」というとき、なかなか位置を修正しづらいというデメリットがあります。

金属製ピンを避けたいときに「プラスチックピン」

冒頭でご紹介したように、一般的なかつら用のストッパーピンには金属が使用されています。Withでは、金属を使用していないプラスチック製のストッパーピンもご用意しています。

見た目は一般的な金属製のAピンに似ていますが、素材はすべてプラスチック(樹脂)です。空港の保安検査など、金属製のピンの使用が気になる場面での選択肢としてお使いいただけます。空港では金属探知機やボディスキャナーによる保安検査が行われていますので、必要に応じて検査員の案内に従ってください。

また、MRI検査などを受ける際に、金属製のストッパーピンを避けたい場合にもプラスチックピンという選択肢があります。ただし、プラスチックピンを使用していれば、ウィッグを装着したままMRI検査を受けられるという意味ではありません。検査内容や医療機関の方針によって、ウィッグそのものを外すよう案内される場合がありますので、検査前に必ず医療機関へご確認ください。

なお、プラスチック製ピンは金属製ピンに比べて柔らかく、自毛を挟む力も弱めです。そのため、毎日の固定方法としてではなく、金属製ピンを避けたい場面で一時的に使用する方法のひとつとしておすすめしています。

カツラ用ストッパーピン(クリップ) プラスチック樹脂タイプ
カツラ用ストッパーピン(クリップ) プラスチック樹脂タイプ

以上のように、一言で「ストッパーピン」といっても様々な形や大きさがあり、用途やお客様の自毛の状態によって使い分けることが出来ます。「かつらをピンでとめるのは難しい?かつら用ピンの付け方・外し方」のページでは、さらに詳しく各種ピンのご紹介をしています。ぜひご覧ください。

かつら用両面テープ

先ほどご紹介した「かつら用ストッパーピン」の他、かつらは「両面テープ」で固定することもできます。両面テープの片面をかつら内側のコーティング(樹脂)部分やレース部分など、テープを貼る箇所に付け、もう片面を頭皮に貼り付けて固定します。
「かつら用ストッパーピン」が自毛のあるところに使用するのに対し、「両面テープ」は自毛の無いところ(頭皮)に使用します。脱毛の状態やかつらの仕様に合わせて、使い分けることができます。

弊社では、肌への刺激に配慮したかつら用両面テープを取り扱っています。ただし、肌質や体調などによっては、かゆみや赤み、かぶれなどが生じる場合があります。装着中に肌の異常や違和感を感じた場合は、使用を中止してください。

また、両面テープの粘着力は使用するうちに徐々に弱くなります。粘着力が弱くなった場合は、新しいテープに交換してお使いください。

かつら用両面テープのメリット

両面テープのメリットのひとつは、ストッパーピンに比べて装着部分の厚みを抑えやすいことです。ストッパーピンで固定する場合は、かつら本体に加えて、ピンを取り付ける布製のリボンやピンそのものの厚みがあります。これらもできるだけ薄く自然に見えるよう工夫されていますが、装着部分の厚みをできるだけ抑えたい方には、両面テープによる固定も選択肢のひとつです。

かつら用両面テープの種類

ウィズでは、かつら・ウィッグの固定用として、粘着力の異なる2種類の両面テープをご用意しています。どちらもテープの形状や大きさは同じで、約2.5cm × 7cmです。主な違いは、粘着力の強さになります。

かつら・ウィッグ装着用両面テープ
かつら・ウィッグ装着用両面テープ

一般的な装着に使用する標準的な粘着力の両面テープです。日常的なかつら・ウィッグの固定にお使いいただけます。

https://www.katurawith.com/wp-content/uploads/2222/10/bihin_supertape.jpg
かつら装着用両面テープ【強力タイプ】

標準タイプよりも粘着力が強い両面テープです。よりしっかりと固定したい場合や、ナチュラルフロント・レース仕様のウィッグなどにお使いいただけます。

ウィッグ用両面テープ【標準タイプ】と、ナチュラルフロント・レース仕様ウィッグ両面テープ【強力タイプ】。ご希望の固定力に合わせて、使いやすい方をお選びください。

ナチュラルフロントレースタイプ

右図の、かつらの先端にあるヒラヒラした部分が「レース」です。

かつら用ストッパーピンとの併用も可能

両面テープとストッパーピンを組み合わせて使用することもできます。 例えば、自毛が残っている部分はストッパーピン、自毛のない頭皮部分は両面テープというように、脱毛範囲や自毛の状態に合わせて固定方法を使い分けます。 「U字型脱毛」の方の場合には、「額は両面テープ、横や後ろはストッパーピン」といった方法で装着される方もいらっしゃいます。

両面テープの「べたべた感」が気になるときは

両面テープを使用していると、はがした際にテープの粘着剤がかつらや髪に残ることがあります。粘着剤が残った状態で無理に引っ張ったり、こすったりすると、かつらの毛が抜けたり、製品を傷めたりする場合があります。

そのようなときは、かつら用の「リムーバー(剥離剤)」を使用すると、粘着剤を落としやすくなります。ウィズでは、リムーバー液を染み込ませたコットンタイプの「コットンリムーバー」もご用意しています。必要な大きさに取り分けながら使用でき、両面テープや接着剤をはがす際のお手入れに便利です。

かつら用リムーバー(剥離剤)コットン染み込みタイプ
かつら用リムーバー(剥離剤)コットン染み込みタイプ

少数派ですが、こんな方法も

ウィズでは「かつらの固定方法」というと「かつら用ストッパーピン」と「両面テープ」が主流ですが、稀に、それ以外の固定方法を選ばれることもあります。

接着剤による固定

接着剤を使って、かつらを頭皮に固定する方法もあります。ただし、頭皮や自毛、かつら本体への負担が大きくなりやすいため、ウィズでは日常的な装着方法としてはおすすめしていません。風の強い日や、旅行・イベントなど、必要に応じて一時的に使用する場合の選択肢のひとつとお考えください。

接着剤でかつら固定
接着剤でかつら固定

ウィズでは、かつらの固定に使用できる接着剤として「ドンピシャン」をご案内することがあります。つけまつげに使用することもできる化粧用の接着剤です。
肌質や体調などによっては、接着剤が肌に合わず、かゆみや赤み、かぶれなどが生じる場合があります。異常や違和感を感じた場合は、使用を中止してください。

過去には強風実験でも使用しました

以前、ウィズがバラエティー番組『THEお題シアター』に出演した際には、通常の日常生活では想定しにくい強風を受ける実験を行いました。
この収録では、ストッパーピンや両面テープに加えて強力な接着剤を使用し、かつらを十分に固定した状態で、安田大サーカスのクロちゃんと海原はるか師匠に、バンジージャンプや強風を受ける実験などに挑戦していただきました。
風速90m/sの送風機による実験なども行いましたが、収録時の実験では、かつらが飛んだり大きくずれたりすることなく装着された状態を保つことができました。

安田大サーカスのクロちゃん

ただし、これは番組収録のために複数の固定方法を組み合わせ、十分に固定したうえで行った特別な実験の結果です。 接着剤を使用すれば、どのような状況でもかつらがズレたり外れたりしないことを保証するものではありません。

マジックテープによる固定

ウィズでは本当に少数の方ですが、稀にマジックテープによる装着を希望されることもあります。マジックテープでの装着を希望される場合は、オーダーメイドのみとなります。マジックテープの装着方法は次の二種類です。

  1. 地肌とかつらの内側にマジックテープをつけ、テープ同士をくっつける方法
  2. かつらの内側にのみマジックテープをつけ、自毛とくっつける方法

①の場合は、マジックテープの「フック」(「オス」ともいい、ちくちくする硬い面)と「ループ」(「メス」ともいい、ふわふわの柔らかい面)の両方を使います。フックかループのどちらかを両面テープなどで地肌に着け、もう片方をかつらの内側につけます。そして、マジックテープ同士をくっつけて、かつらを固定するのです。

②の場合は、かつらの内側にマジックテープの「フック」を取り付けます。「ループ」は使用せず、お客様の自毛と「フック」を絡ませて固定する方法です。

マジックテープ

全かつらは、固定具を使わずに装着できる場合もあります

以上、ストッパーピンをはじめ様々なかつらの装着方法をご紹介致しました。これらの装着方法は、全かつら・部分かつらの種類や、お客様の自毛の状態、製品の仕様などに合わせて使い分けます。

一方で、全かつらの中には、頭の形や製品のサイズが合い、伸縮性のあるベース素材によって、ピンや両面テープを使わず「被るだけ」でお使いになる方もいらっしゃいます。

ウィズの「即納セミオーダー・全かつら」は、やわらかく伸縮性に富んだ素材を採用しているため、実際に「ニット帽のように被るだけ」でお使いの方もいらっしゃいます。

ただし、かつらは基本的に両面テープやストッパーピンなどで固定して装着します。装着感や安定性には個人差があり、頭の形状等によっては、部分的なゆとりや隙間、浮きなどが生じる場合があります。特に、額の生え際やもみあげ付近のフェイスラインは、地肌に沿わせて固定することで、より自然で安定した装着につながります。

また、普段は固定具を使用せずにお使いになる方でも、風の強い日や運動時など、状況に応じてストッパーピンや両面テープを使用することで、より安定して装着できます。

製品の種類や自毛の状態、生活スタイルに合わせて、ご自身にとって使いやすい装着方法をお選びください。