「かつらを着けると暑いの?」「蒸れたりしない?」というご質問を、初めてかつらを検討される方からよくいただきます。
何も着けていない状態と比べると、かつらを着けている方が暑さや蒸れを感じることがあります。
感覚としては、帽子をかぶっている状態に近いと考えると分かりやすいでしょう。
ただし、暑さの感じ方には個人差があり、気温や室温、活動量のほか、かつらの大きさや髪の長さ・毛量、ベース素材などによっても変わります。
Withでは、通気性に配慮したベース素材や「フリースタイルAirプラス」、汗を吸収する「サラドライ」など、暑さや汗の不快感を軽減するための仕様もご用意しています。
このページでは、かつらを着けたときの暑さや蒸れについて、製品選びのポイントや、快適にお使いいただくための工夫をご紹介します。
かつら着用時の暑さ・蒸れについて
かつらは頭に装着するものですので、何も着けていない状態より熱がこもりやすく、汗や蒸れを感じることがあります。
ただし、暑さや汗のかき方には個人差があります。
同じかつらでも、気温や室温、湿度、活動量などによって感じ方は変わります。
帽子をかぶっているような感覚に近いです
かつらを着けたときの暑さは、帽子をかぶっている状態をイメージすると分かりやすいと思います。
頭を覆うものがあるため、何も着けていない状態より熱がこもりやすくなります。
一方で、かつらによって頭皮へ直接日差しが当たりにくくなるという面もあります。
「かつらなら暑さを感じない」ということではありませんが、製品の仕様や汗対策を工夫することで、不快感を軽減することはできます。
部分かつらと全かつらでは感じ方も違います
かつらの大きさによっても、暑さや蒸れの感じ方は変わります。
小さな部分かつらは頭を覆う範囲が限られますが、大きな部分かつらや全かつらは、頭を覆う面積が広くなるため、熱がこもりやすくなります。
ただし、実際の感じ方は製品の素材や毛量、汗のかき方などによっても異なります。
詳しくは『部分かつらと全かつら』

髪の長さや毛量でも暑さの感じ方は変わります
暑さは、かつらのベースだけでなく、髪の長さや毛量によっても変わります。
耳や首まわりに髪が多くかかるヘアスタイルや、毛量の多いロングヘアなどは、短い髪型と比べて暑く感じやすくなります。
オーダーメイドかつらの場合は、ご希望のヘアスタイルや自然さとのバランスを考えながら、毛量を調整することができます。
必要以上に毛量を多くしないことも、自然な見た目と快適さの両方につながります。
蒸れると薄毛が進行する?
「かつらを着けて蒸れると、薄毛がさらに進行するのでは?」と心配される方もいらっしゃいます。
現在、かつらによる蒸れそのものが、AGA(男性型脱毛症)など一般的な薄毛の進行原因になるという医学的根拠は確認されていません。
日本皮膚科学会でも、男性型脱毛症は主に男性ホルモンの作用によって毛の成長期が短くなり、毛が細く短くなることで進行すると説明されています。また、かつらについても「脱毛症の治療への影響はありません」と案内されています。
そのため、「かつらを着けると蒸れて薄毛が進行する」という理由だけで、かつらの使用を心配する必要はないと考えられます。
ただし、汗や蒸れによって、かゆみや赤みなどの皮膚トラブルを感じることはあります。汗をかいたときは、頭皮やかつらの内側を清潔に保つことが大切です。
| ※参考情報:公益社団法人 日本皮膚科学会「脱毛症Q6 男性型脱毛症ではなぜ薄毛になるのでしょうか?」「脱毛症Q14 かつらは脱毛症の治療に影響しますか?」 |

Withでは通気性にも配慮しています
かつらは頭に装着するものですので、何も着けていない状態と同じ涼しさにはなりません。
そのうえでWithでは、できるだけ通気性や軽さにも配慮した製品づくりを行っています。

オーダーメイド作製の場合
メッシュ素材のベース
かつらのベースには、ネット状のメッシュ素材を使用することができます。
ネット部分には空気の通り道があるため、樹脂などで覆われた部分と比べると通気性を確保しやすくなります。
ただし、ベースには髪が植毛されますので、メッシュの目を粗くすれば、その分だけ大幅に涼しくなるというものではありません。
ベース素材だけでなく、かつら全体の大きさや毛量、髪の長さなどを含めて考えることが大切です。

つむじ・分け目には「フリースタイルAirプラス」
かつらのつむじや分け目部分には、地肌のように見せるための人工皮膚が使われることがあります。
Withの「フリースタイルAirプラス」は、薄いネットを重ねた構造で、自然な地肌感と通気性の両方に配慮した仕様です。
詳しくは「つむじや分け目が自然!フリースタイルAirプラス」



両面テープ用のコーティング部分について
かつらを両面テープで固定するため、内側にコーティング部分を設けることがあります。
コーティング部分はネット部分とは異なり空気を通しにくいため、オーダーメイドの場合は、固定に必要な範囲や装着方法などを考えながら仕様を決めます。
通気性だけを優先するのではなく、かつらをしっかり固定することとのバランスも大切です。

汗が気になる方には「サラドライ」
汗を多くかく方には、かつらの内側に取り付ける汗吸収パッド「サラドライ」もあります。
サラドライは、オーガニックコットンのガーゼ素材を使用したパッドで、かつらの内側で汗を吸収し、汗による不快感を軽減するためのオプションです。
取り外して洗うことができ、繰り返し使用できます。

即納セミオーダーかつらの場合
即納セミオーダーも通気性に配慮した仕様です
Withの即納セミオーダーかつらも、ネット状のベースを使用し、つむじ・分け目部分には「フリースタイルAirプラス」を採用しています。
ただし、通気性に配慮した製品であっても、暑さや汗をまったく感じなくなるわけではありません。
汗が気になる場合には、こまめに汗を拭いたり、外すことのできる場所では一度かつらを外して、頭皮や製品内側の汗を拭き取ったりすることもおすすめです。

暑さや汗が気になるときにできること
製品の仕様だけでなく、日頃のちょっとした工夫でも、暑さや汗による不快感を軽減できます。
汗をこまめに拭き取る
汗を多くかいたときには、外すことのできる場所でかつらを外し、頭皮やかつらの内側についた汗をタオルなどでやさしく拭き取ります。
特に両面テープを使用している場合は、汗によって粘着力が弱くなることがありますので、固定状態も確認してください。
外出時には、汗を拭くためのタオルや替えの両面テープなどを持っておくと安心です。

ロングヘアは髪をまとめる
ロングスタイルの場合は、首まわりに髪がかかることで暑く感じやすくなります。
そのようなときは、髪を軽くまとめたり、ハーフアップなどにしたりすることで、首まわりをすっきりさせることができます。
ウィッグの髪を結ぶ場合は、強く引っ張りすぎず、自然にまとめるのがおすすめです。
実際のかつらユーザーは、どんな暑さ・汗対策をしている?
暑さや汗の感じ方は人それぞれです。そこでWithでは、実際にかつらを使用しているユーザーの皆さまに、暑さや汗が気になるときにどのような工夫をしているのかをお聞きしています。
実際に「ウィッグの暑さ対策」をテーマにしたユーザー情報ページも公開しています。
メーカーからの説明だけでなく、実際にかつらを使っている方の工夫も参考にしていただければと思います。
詳しくは『ウィッグの暑さ対策を教えて』
| ※ご紹介している内容は、実際のユーザーの体験や工夫です。肌質や製品の仕様などによって合わない方法もありますので、ご自身の状態に合わせて無理のない範囲でお試しください。 |

汗をかいたときは頭皮とかつらを清潔に
汗をかいたときは、頭皮だけでなく、かつらの内側にも汗や皮脂が付きます。
ご自宅など、かつらを外せる場所では一度外し、頭皮や自毛をシャンプーして清潔に保ちましょう。
また、かつらの内側についた汗や皮脂も、水で濡らしてよく絞ったタオルなどでやさしく拭き取ることをおすすめします。
詳しくは『かつら・ウィッグのシャンプー方法』

| ※肌の状態には個人差があります。汗や蒸れ、ウィッグが肌に触れることなどによって、かゆみや赤み、違和感を感じる場合があります。装着中に赤み、かゆみ、痛みなどの異常を感じた場合は使用を中止し、必要に応じて医師へご相談ください。 |
かつらの暑さ・蒸れについてのまとめ
かつらは、何も着けていない状態と比べると、暑さや蒸れを感じることがあります。
暑さの感じ方は人それぞれで、かつらの大きさや毛量、髪の長さ、周囲の環境などによっても変わります。
Withでは、メッシュ素材のベースや「フリースタイルAirプラス」、汗吸収パッド「サラドライ」など、通気性や汗の不快感に配慮した仕様をご用意しています。
また、汗をこまめに拭く、ロングヘアを軽くまとめる、頭皮やかつらを清潔に保つなど、日頃の工夫も大切です。
実際のかつらユーザーの暑さ・汗対策も参考にしながら、ご自身に合った方法で快適にお使いいただければと思います。















