カツラの固定方法には、「ピン留めの方法」「両面テープ止めの方法」「接着剤での固定方法」「くくりつけての固定方法」などがあります。その中でも一般的に多いのはストッパーのピンで固定する、ピン止めの方法です。よく、お客様から「ピンでかつらを着脱するのは難しいですか?」とご質問を頂きますが、そんなことはありません。このページでは、かつらのピンの付け方・外し方のほか、ピンでかつらを装着するメリットなどについても詳しくご紹介します。

ストッパーピン留めBタイプ
ストッパーピン留め

かつらをピンで着脱する方法は?メリットはある?

かつらの着脱用ピンは、「ストッパーピン」「かつら用クリップ」「パッチンピン」「固定ピン」などと呼ばれます。ご自身でワンタッチで手軽に取り外しが出来ますので、外したいときに自由にかつらを外すことができて人気です。ピン止め式のかつらは、お風呂に入るときにかつらを外して頭皮をしっかり洗うことができるので、いつも清潔に保つことができる、というメリットがあります。

接着剤やくくり付けでの固定の場合、ご自身でかつらの取り外しが出来ない為、一ヶ月近く地肌を洗う事が出来ず「蒸れや痒みがあって辛い・・・」とお客様よりお聞きします。その間、頭皮のかゆみやにおいなどが気になり、とても不衛生な状態になってしまいます。

また、就寝中にかつらを外すことができるのも、ピン留め式かつらの大きなメリットです。連続着用のかつら、特にくくりつけ式の場合、眠るときにかつらをくくりつけているパーツが頭皮に当たって痛んだり、自毛がひっぱられて頭皮や地毛の負担になる、ということが良くあるそうです。ピンで取り外しできるかつらの場合は、就寝時にこういった不快感を我慢しなくても大丈夫ですので、頭皮の痛みや違和感を気にせず、ゆっくりお休みになりたい方におすすめです。

ピン止めのかつらは、すぐ外れてしまわない?

ストッパーのピンで固定するピン止めの場合、クリップのようになった、ストッパーピンをパッチンと開閉して、ストッパーのピンがご自身の髪に挟み込まれてしっかりと固定できます。ストッパーのピンで止めることで、しっかりと自毛を挟み込みますので、少々の衝撃や風などでズレたり外れてしまう事はありません。

どうしても心配という方は、ストッパーのピンの個数を増やす事で、よりしっかりズレにくく、外れにくくなりますので、より安心してご利用いただけるかと思います。

また、取り外しの際もは、自毛に挟み込まれたストッパーのピンを反対にパッチンと開いていただければ、ストッパーのピンが開き簡単に取り外しが出来ます。ストッパーのピンは丈夫に出来ていますので、少々の衝撃では壊れる事はありません。ピンでかつらを取り付ける方法、外す方法については、こちらの動画をご覧ください。

かつらのピンには、実はたくさんの種類があります!

ウィズでは、ストッパーピンのピン先の形やピンの大小で数種類のピンをご用意しています。お客様の自毛の状態やピンを留めたい場所、用途に合わせて、お好きなピンをお使い頂けます。自毛を生かしてカツラをお使いの方には、ストッパーのピンで固定するピン止めはとてもお薦めです。ぜひ、お試しいただければと思います。

一番スタンダードなのがこちら!「Aピン」「Bピン」

かつらをピンで固定される場合、最もよく使われているのが「Aピン」と「Bピン」です。どちらも、ピンの両端に開いている穴に糸を通し、かつらのふちなどに縫い付けて使用します。

縫付ピン

Aピン

「Aピン」は、自毛を噛ませる部分がくし形になっている基本の形です。多くの方に幅広く対応できるピンなので、「かつら用のピン」という場合は、この「Aピン」を指すことが多いです。

Bピン

「Bピン」は、自毛に差し込む部分がAピンに比べ平たく、波型になっています。このピンは、「Aピンよりもしっかり強く自毛を挟み込んで留めたい」「自毛が薄めの部分にピンを留めたいが、Aピンでは自毛が上手く噛まない」という方向けのピンで、Aピンと比較して自毛を挟み込む力が強めです。

「しっかりとかつらを固定できる」という面では心強いピンなのですが、「自毛が多すぎると髪の毛を弾いてとまらない」、「髪を強く挟むため、痛みを感じることがある」という側面もあります。自毛をうまく留めきれない、痛みを感じる、というときは、無理をせず、Aピンやほかのピンを使用されることをおすすめします。

Aタイプ ストッパーピン(かつらクリップ)

Aタイプ
ストッパーピン
Bタイプ ストッパーピン(かつらクリップ)

Bタイプ
ストッパーピン

縫付作業無しで使える「Aタイプ羽付きピン」「Bタイプ羽付きピン」

上記のAピン、Bピンは、かつらに縫い付けて使用するタイプですが、その縫い付け作業を必要としないのが、「Aタイプ羽付きピン」「Bタイプ羽付きピン」です。自毛と絡ませる部分は、それぞれ通常の「Aピン」「Bピン」と同じ形状をしていますので、使い心地・とめる強さは同じです。

ピンの両サイドに透明の「羽」パーツがついているので、ここに接着剤を塗布し、かつらのコーティング部分(両面テープを貼るつるつるとした部分です)に接着させて使用します。

Aタイプはね付きストッパーピン(かつらクリップ)

Aタイプ羽付き
ストッパーピン
Bタイプはね付きストッパーピン(かつらクリップ)

Bタイプ羽付き
ストッパーピン

前髪などにおすすめな「Aタイプ小ピン」「Bタイプ小ピン」

通常の「Aピン」「Bピン」より、一回りほど小さなサイズのカツラ用ストッパーピンです。毛量の多い部分に使用するのは難しいですが、前髪やこめかみなど、毛量が少なめの部分にピンをとめたいときに使用されます。「毛量が薄めのフロントとこめかみは小さいタイプのピン、自毛が多い襟足は通常の大きさのピン」など、一つのかつらの中でも複数のピンを自毛状態に合わせて使い分けることもできます。

Aタイプ小 ストッパーピン(かつらクリップ)

Aタイプ小
ストッパーピン
Bタイプ小 ストッパーピン(かつらクリップ)

Bタイプ小
ストッパーピン

その他のかつら用ストッパーピン

上記のように、自毛の状態や量によってピンを選ぶこともあれば、”目的”ごとにピンを選択する場合もあります。

プラスチック製ストッパーピン

病院のMRI検査や、飛行機での保安検査では、金属を身に着けることができません。ここまでご紹介したピンは、すべて金属製ですので、MRI検査や保安検査では身に着けられないのです。そういった場面でも、樹脂で作られた「プラスチック製ストッパーピン」をお使いいただくことで、かつらを着用したままMRI検査、金属探知の検査を受けられます。

ただし、病院や担当の先生の方針により、「安全のため、金属以外のものでも身につけないで検査を受けて下さいね」という場合もあるようです。検査を受けることが決定したら、事前に担当の先生に相談をされておくことが、最も安全かと思います。詳しくは、「かつらを着けたまま、MRIやレントゲンなどの検査を受けられる?」「かつらをつけたままで空港の金属探知のゲートをくぐれるの?」をご覧ください。

 
プラスチック製ストッパーピン

プラスチック製
ストッパーピン
 
両開きタイプストッパーピン

両開き
ストッパーピン