千葉･千葉市かつら店　店長プロフィール

初めて来店されたお客様に接する時はどんなことを心がけていますか？

ウィッグの仕上がりで気になることがある方は、お渡ししてから早い段階で再来店されます。

もともとお渡しする際のカットで少し長めにしておくので、長さや毛量の調整も気軽にお申し出いただくようにお声掛けをしています。

反対にずいぶん日数が経ってから「今さらなんだけど・・・」と来られる方もいらっしゃいますし、こうしてご相談いただけるのは私も嬉しいです。

ウィッグをつけていて気になる部分というのは本当に人それぞれです。

はた目には全く気にならないと思えるようなほんの小さなことも、ご本人は気になって仕方がないということも多々あります。

ご自分の毛とウィッグとのつなぎ目が気になる方へは、シャンプーした後の乾かし方やスタイリング剤の使い方、クシの入れ方など、より自然になじんで見える方法をアドバイスしています。




これまでにいくつものウィッグをお作りの方は経験も豊富なので、新しく作る際にはご自分の仕事のことや普段の暮らしを踏まえて、「こういう生活をしているから、こんな仕様にしてほしい」とご要望もかなり具体的になります。

素材のこともよくご存知で、「ここが痛みやすいから、こういうことに注意して作ってほしい」と言われることもあります。

そうしたお話しと、これまでにお作りになったウィッグを確認していくと、そうした要望でそうした作りにしているのなら、今度はこうした要望にはこうした作りにしよう、と参考にもなります。

ご要望があれば是非言っていただきたいですね。




お嬢様の結婚式用に初めてウィッグを作りたいという男性がいらっしゃいました。

ご本人は以前から興味をお持ちだったそうですがなかなかタイミングがなくていたところ、その結婚式をちょうどいいきっかけだとお考えになったそうです。

でもお嬢様はウィッグに反対。

「いつものパパがいい！」と揉める場面もありましたが、最終的には「いいから！絶対に必要だから！」とご本人が希望を通されました。

ウィッグをつけるにあたって、ご本人と周囲の方との間のこうしたギャップを埋めるのはなかなか難しいこともあります。

出来るだけ自然で、これだったらいいかも！と誰もが思ってくださるようなウィッグ作りを目指していこうと思っています。