東京・町田かつら店　店長プロフィール

初めて来店されたお客様に接する時はどんなことを心がけていますか？

普段のスタイリングについて、ウィッグにパーマをかけた後のブラシのかけ方をアドバイスすることがあります。

美容室と同じように仕上げたいと思うのはウィッグの方に限ったことではありませんが、やはり美容室で使っている道具とは違うこともあって、同じように仕上げるのに苦心されているようです。

最初のうちは手探りでいろいろと試行錯誤しながら、次第に「もっとこうしたい」「今後はこんなふうにしたい」とヘアスタイルに対する欲望が高まってくるようで、少しずつスタイルを変えていく方もいらっしゃいます。



私の印象では、スタイルを変えたいと思っている方は意外に多いように思います。

少しずつカットしながらスタイルを変えていく方もいらっしゃいますし、２つ目、3つ目のウィッグは似たスタイルのものを作られ、それを併用される方もいらっしゃいます。




普段は坊主に近い短髪なのですが、家族の結婚式に参列さるために長髪気味のウィッグを作られた若い男性がいます。

ある芸能人と同じようなスタイルにしたいとご希望で、特に写真や雑誌をお持ちではありませんでしたが、名前を聞くとすぐにわかる有名な方でしたので、ご希望にあわせて仕上げました。

この方はファッションとしてのウィッグをお使いでしたが、最近は若い方は特に、スタイルの変化に抵抗はないように感じられます。

ただ、ウィッグを作る理由はお客様それぞれで、ご病気や薄毛でお悩みの方も多いですから、全体的にはやはりスタイルをあまり大きく変えたくない、という方が多いようです。

ご来店されるのは、ご自分の毛が伸びてきた時にウィッグにあわせてカットする時だけ、という方も少なくはありません。