男性かつら体験談
20代から薄毛に悩み、消極的な自分を変えるために部分かつらを着用。その結果は・・・?ランサーさん(30代男性)

育毛剤?生活習慣の改善?髪が増える努力
私の頭部は大学生の頃から年々薄くなってきています。
おでこのあたりは少しずつ後退していき、分け目のあたりからだんだんと抜け毛が目立ってきています。
当時の私は、周りの目、特に女性からの視線が気になってしまっていて、学生時代はずっと帽子をかぶって隠し続けていました。
その頃の私は、私の父親も薄毛であったので、父親からの遺伝のせいで自分も薄毛になってしまったのだ、と、ずっと思っていました。
薄毛を気にするあまり、人付き合いに対して消極的になっていってしまった私は、そのせいで父親を恨む時期もありました。
ただ、実際に薄毛の遺伝性について調べてみると、確かに薄毛は遺伝からくるものですが、これは母方からの遺伝によるものが強いようで、
いわゆる男性型脱毛症(AGA)と呼ばれるものが、母方の遺伝子によって伝えられるアンドロゲンレセプターの感受性が低いと薄毛になってしまうということが分かりました。
私が思い込んでいたような、父親が薄毛であってもそれは関係がなかったということなのです。
しかし、やはり薄毛が遺伝的なものであることには変わらないので、結局のところ、当時の私は両親に対してよそよそしい態度を取るようになっていました。
生活習慣を見直すことから始めてみた
それからというもの、私はなんとかして薄毛の進行を抑えるべく、テレビのコマーシャルで見かけるような育毛剤を使うべきかなど真剣に悩んでいたのです。
確かに薄毛や抜け毛の改善や育毛のためには、リアップなどの育毛剤を使って頭皮環境の改善をし、発毛の促進を促していくことが大切かもしれません。
しかし、学生の身分で高価な育毛剤を長期的に使い続けることは困難でした。
そんな時、テレビの特番で薄毛になる原因として、環境や生活習慣にも大きく左右されるということを知りました。
食事バランスの乱れや日々のストレス、睡眠不足、喫煙などの生活習慣と日頃からの頭皮のケアを改善することにより、薄毛の予防や抜け毛を遅らせることができるというのです。
確かに学生時代は実家暮らしでしたが、授業の後にアルバイトをしていたため、毎日が睡眠不足で不規則な生活を送っていました。
食事もほとんど家で食べることはなく、タバコもかなりの本数を吸っていました。
このように、自分が薄毛になってきたのは、親のせいだけではなく自分のライフスタイルにも責任があったのです。
そこで私は、親を恨むよりもまずは薄毛の進行を少しでも抑えるために生活習慣を見直す努力を始めました。
行ったことは「食生活改善」「禁煙」「運動」
まず初めに私が行ったことは、三食必ず食べることです。
ただし、栄養バランスが悪いと頭皮にも栄養は行き届かず、結果的に髪の毛に必要な栄養が不足してしまいます。
なので、今まで食べていたファストフードやコンビニ弁当といった味も濃く脂質も多い食事をなるべく控え、朝と夜はちゃんと自宅で食べ、昼は学食で気休めかもしれませんが、わかめそばを食べ続けました。
こうして偏食をせずに、たんぱく質や野菜、海藻などをバランスよく取り入れることにより、食生活の改善を試みたのです。
また、タバコはさすがにすぐには止められなかったのですが、学生時代に本数を2箱から1箱へと減らすことに成功し、現在では一切吸わなくなりました。
他にも、アルバイトで帰りが遅くなってしまうため、なかなか睡眠不足を改善することは難しかったのですが、ストレスを感じていると、自律神経のバランスが崩れて毛細血管を収縮させる作用を起こし、それによって血流量が減少して、頭皮や毛根に栄養が行き渡らなってしまうということだったので、できるだけストレス解消とリラックスする時間を作るようにしました。
具体的には、毎朝一駅分を歩いてみたり、アルバイト中もなるべく体を多く動かすようにしました。
普段から運動不足だったので、こんな些細なことでも当然体は余計に疲れます。
でも、継続していくことで体も慣れていき、少しずつ体を動かすことに快感を覚えるようになり、「運動=ストレス発散」になっていきました。
実際、継続して運動を行うことで体は「運動に負けない体」を作ろうとするようです。
そして成長ホルモンが分泌されることにより、血のめぐりが良くなります。
この作用によって、体のあらゆる場所に栄養分が行きわたるようになるため、当然、頭皮の血行も改善され、摂取した栄養を効率的に髪に届けることが出来るようになるのです。
このように、私がやったことは本当に些細なことばかりだったかもしれませんが、とにかく何か行動を起こすのと何もしないのとでは大きく違うと思い、自分の出来る範囲で可能なことは全部やってみました。
シャンプーを変えて頭皮ケアも並行
そして、この生活習慣の改善と並行して行う頭皮のケアとして、当時話題になっていたスカルプDのシャンプーを使い始めました。
本当は育毛剤を使った方がより効果的だったのかもしれませんが、髪のためとはいえ、やはり一本6,000円以上もするような育毛剤を買うことが難しかったので、将来育毛剤を使うことを予想して今のうちから、せめて頭皮環境だけでも整えておこうと思ったのです。
スカルプDは発毛の効果については人それぞれ意見が分かれるようですが、頭皮洗浄を重視したアミノ酸系のシャンプーなので、一般的なシャンプーのように洗浄力が非常に強いために起こる頭皮トラブルの元になりにくいと言われています。
また、ちょうど指の腹の部分で頭皮を揉むイメージで適度に刺激を与えながら洗うようにすると、血行が促進し抜け毛予防にもなるとのことでした。
実際私はこのシャンプーを使うことで髪のベタつきは抑えられましたし、スッキリ感を得ることもできました。
こうして私はこれ以上の薄毛の進行を抑えるべく、生活習慣を見直したり頭皮のケアを行っていったのです。