かつらウィズ概要
2004年「ライバルでなく、同志との出会い」
10年間の歩みをエピソードとともに振り返ります
2004年「ライバルでなく、同志との出会い」 突然、ウィズに同業者の方からお手紙が届きました。大手ではないですが、地道に良いご商売をされている、関東の老舗のかつら会社の社長さんです。その内容はとても紳士的で、共感を覚えるものでした。 このご縁が、ウィズに新しい製品をもたらしました。かつらはピンで残っている髪の毛に接着して着けているのですが、ピンは同じところに付けていると地肌が痛くなったりします。それで、この社長さんは、移動できるピンを開発され、その販路としてウィズに連絡をしてこられたのです。 ベテランの社長さんには、未熟なウィズに色々と有益な情報やノウハウまでもお教え頂きました。こんなに教えて貰っていいのか、という位です。 かつら業界をもっとよくしていこうという思いを持った社長さん。すばらしい方で、本当に感謝しています。今でも交流を続けさせて頂いております。 この出会いのおかげで、スライドピンという製品を発売できました。 ピンの着け位置をワンタッチで移動できる「スライドピン」。同じ箇所でピンを留めていると、その箇所だけ毛が痛んでしまう、着け位置を気軽に自分で変更したい、という方の為に開発したものです。円形脱毛症の方のように、脱毛位置が変わる可能性のある方にも、テープとの併用が可能ですので大変喜ばれました。 また、この社長さんには、現行のインドネシアの工場の存在も教えて頂いたのです。 現在のメインの工場はインドネシアにあります。管理者は韓国人の方です。日本人に感覚が近いのかな、と思います。とても細かく、きっちりとした性格の方なので、製品チェックや工程管理がしっかりして、今ではとても信頼しております。 新しい工場と出会った頃は、導入までとても時間がかかります。お客様の大切な製品を任せるのですから、打ち合わせ試作を繰り返します。こちらの要望のきちんと伝わらなければ希望の製品にはなりませんので、気を抜かず、確認作業が必要です。国内も確認作業は大切ですが、特に海外では日本の常識は通用しないのです。 多分、日本人は品質に関して世界一うるさい国民と思います。お客様の要望の中には、こんなところまでこだわるなんてナンセンスとさえ思えるようなことも正直あります。 この工場は、私達の要望を忠実に実現しようと努力して貰えるしっかりした工場だと判りました。 切磋琢磨を伴にできる工場とのありがたい出会いでした。
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かつらWith 10年間の歩み歴史年表
この記事『2004年「ライバルでなく、同志との出会い」』は、かつら取扱い歴20年以上のウィズのスタッフが執筆しお届けしています。
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