愛知･名古屋･覚王山かつら店　店長プロフィール

初めて来店されたお客様に接する時はどんなことを心がけていますか？

ウィッグは、出来上がり直後にお渡しした時と、１ヶ月ほど実際にお使いになってみてからでは、感じが少し変わります。

使っていくうちに馴染む部分もありますし、反対に気になることも出てくるので、ご自分で使ってみて、手入れをしてみて、やはりやりづらいようであれば調整に来ていただくようにお伝えしています。




スマートフォンの無料アプリ「ＬＩＮＥ」を使ってお客様とやりとりをしていますので、「その後どうですか？」と投げかけると、「ちょっとここが・・・」と写真と一緒に送り返してくださることがあります。

ＬＩＮＥ上でアドバイスしたり、そこでご来店の予約をいただいたりしています。

日頃ウィッグをお使いになっていて何かあると連絡が入るのでコミュニケーションはとりやすいです。

年齢を問わずＬＩＮＥをお使いの方が多く、私にとっては必須アイテムですね。




大きくスタイルを変える方は多くはありませんが、4ヶ月～半年くらいのサイクルでカラーリングに来られる方が多いので、その時にウィッグの状態をチェックしたり、お客様からも「今度カラーで行く時にちょっと見て」とご連絡をいただくこともあります。




４年前に抗がん剤治療のためにウィッグを作られた方が再度おみえになりました。

抗がん剤治療でウィッグを必要とされる方は、治療が終わって髪の毛が伸びてくるとウィッグは不要になるのでご来店いただくことはめったにありません。

しかし、その方は再発により再び抗がん剤治療を受けるというので、４年前に買ったウィッグがまだ使えるのかというご相談でもありました。

さすがに製品として痛んでいる部分があったので修理にだし、それに加えて新たに１つお作りになりました。

ウィッグはやはり時間の経過と共に磨耗や痛みが出てきます。

特に毛先は傷ついて、全体的にパサパサした感じにもなります。

シャンプーの繰り返しでベース部分に毛が絡まったりもします。

修理で増毛したり、色を染めたりすることでもう少し長く使えるようにもなりますので、気軽にご相談いただけたらと思います。