男性かつらコラム
薄毛の克服は、果たして可能なのか?薄毛で悩む35歳サラリーマン苦闘のレポート集。脱・薄毛物語(30代男性)

毛髪のしくみ
毛の断面構造
髪の表面のキューティクルを毛小皮(もうしょうひ)といい、その内側を 毛皮質(もうひしつ)更に内側の芯を毛隋質(もうずいしつ)といいます。
毛小皮はウロコ状に重なり、髪内部の細胞を外的な刺激から守り保護し、また髪のなめらかさやツヤを与えます。
水分や栄養が足りなくなると、細胞がはがれパサつき、髪内部の細胞をまとめきれなくなり、枝毛、切れ毛になります。
毛皮質は細かい繊維状で髪の弾力性や強度を保ち、多くのメラニン色素を含み、これにより髪の色が決まります。
毛髄質はケラチン(たんぱく質)で、空気を含み保湿の役割を果たしています。髪の成分のほとんどはたんぱく質でできています。
頭皮内部
頭皮から外部に出ている髪を毛幹(もうかん)、頭皮内の部分を毛根(もうこん)といいます。
頭皮の表面を表皮(ひょうひ)、その下を真皮(しんぴ)といいます。
表皮には、髪が生えている毛穴(毛孔)と、汗を出す汗腺につながる汗孔があります。
毛孔の内部は皮膚を潤わせる皮脂腺ともつながっています。
また、毛孔内部周辺には毛を支え、動かす立毛筋(起毛筋)という筋肉があります。
毛根の根元には毛球があり、ここが髪を作る工場です。
毛球の中心では細胞分裂が繰り返され、毛母細胞が生まれています。
その結果、頭皮に向かって髪が押し上げられ髪がのびたり、抜けた毛の下から新しい毛が生えてきたりするのです。
また、毛球の中の毛母に栄養を運び毛母細胞を作っている組織が毛乳頭です。
毛乳頭は毛細血管から栄養を受け、細胞分裂をうながします。