かつらをつけた

原稿料の代わりに、「かつら」をプレゼントしてくれるとの好条件。

おおお、もはや断る理由はひとつもない。

かつらを迷っていた自分にもふんぎりがついた気がした…。

そして、それから１ヶ月後。

ついにかぶりましたよ、かつらを。

はじめの気恥ずかしさは、尋常ではなかった。これはムリとも思った。

自分で鏡で見る限り、チョー若返った。お見せできないのが残念なくらい。

結構、夢に見ていた自分のイメージに近かった。

それでも、かつらを実際に着けて会社に行くには、まだどうしても抵抗が消えず、未だに実現していない。

薄毛キャラで通っている自分が、いきなり変身するのだから。

恥ずかしいなんてものじゃない。この頭は、僕であって僕ではない。

とはいえ、はじめは、かつらなんてやめてといっていた妻も、まあいいんじゃないと言ってるが…。

まあ、そんなこんなで、ボチボチとデビューして行こうと思っている。

育毛”も”続けるつもりだ。

”も”というのは、かつらと併用するという意味だ。

実は、”育毛”は、生活からもう切り離せなくなっていて、継続している。

かつらは作ったとはいえ、やはり自分の毛には増えて欲しいからだ。

それだけでなく、僕は既に四捨五入すると40歳。

気をつけていないと、病気も増えるし、油断するとすぐ腹が出てくるので、それを防止するという目的もあるのだ。

そんな紆余曲折もあって、ここに至った僕の髪。

某かつらメーカーさん、ありがとうございました。

なんだかこういう話になりましたが、まだ、全面的にかつらをちょっとずつ使っていこうと思っています。