男性用かつらセット方法
人毛かつらスタイリング

シャンプー洗髪後、タオルで包み込むようにして、かつらの水分を取って下さい。破損する場合があるので、水分を取る際に製品を振ったり、回したりしないで下さい。

タオルドライ後の自然乾燥のみでメンテナンスを終えると、思うようなスタイリングや方向付けができなかったり、完全に乾くまでに時間がかかり過ぎて、嫌なニオイが出ることがあります。ドライヤーの風でセットしながら、完全に乾燥させて下さい。

洗髪後のかつらは、水分を含んで毛が膨張しています。毛絡みや髪を傷めないように、目の粗いブラシ（櫛・クシ）で毛先から優しく梳いて下さい。

★With推奨ヘアブラシが初心者にも便利です。

ドライヤーを使ってかつらの毛の根元から毛先に向かって乾かして下さい。かつらの表面のみでなく、かつらの裏面からも風を当てて、毛の根元もよく乾かして下さい。同じ個所に熱を当て続けると毛髪や製品を傷める原因となります。ご注意ください。

かつらが8割ぐらい乾いた状態になったら、ブラシなどを使い、目指す髪型となるようにブローしながら完全に乾かします。 つむじや分け目を中心に毛流れにそって方向付けしながらセットすると自然な風合いに仕上がります。

お好みでヘアワックス（整髪料）を使ってスタイリングしたら完成です。ワックスはドラッグストア等で販売されている市販品でOKです。洗い流しやすい『水溶性』で、キープ力は『ソフトタイプ』がお薦めです。

ワックスを手の平に適量とり、手の体温で温めながらまんべんなく広げます。かつらの毛は乾いているか少し湿っているくらいの状態で、ワックスを薄く塗り、クシや手でスタイルを造ります。あまり多くつけると、ワックスの重さでペタッと毛が寝てしまうので、薄くつけるようにします。

かつらのボリューム感を出すには、洗髪ブロー時にドライヤーで根本をしっかりと立ち上げた後、かつらの毛先にワックスをつけます。毛先に束感が欲しい場合は、指先にワックスを付け、毛先をつまむようにして毛束を作ります。仕上げに冷風のドライヤーをあてると、手の熱で柔らかくなったワックスが固まり、セットが長持ちします。

髪をかっちりと固めるハードタイプの整髪料（スプレー・ムース・ジェル・ポマード等）は、整髪剤の糊成分や樹脂成分が髪に残って、成分が白く固まる（フレーキング現象）となる場合があります。見た目が不自然になり、毛絡みや抜け毛などかつらを傷める原因となります。

整髪料でスタイリング＆セットした際、かつら着用後はシャンプーを行い、キレイに整髪料の成分を洗い流すことをお薦めします。 通常、毎日かつらを洗う必要はありませんが、整髪料を使用した場合、髪に整髪料の成分が残り、汚れや髪の傷みの原因となります。そのまま放置せず、こまめに洗髪しましょう。

詳しくは『かつらの洗髪方法』をご覧下さい。